こんにちは、サイオステクノロジー技術部 武井です。引き続きMicrosoft Build 2019のレポートです。
今回は、Microsoft Graphに関するセッションになります。Microsoft Graphは、平たく言ってしまえば、Office365のリソースにアクセスするためのAPIになります。Restfulな形式のAPIが提供されており、他にもC#やnode.jsのSDKもあります。
本セッションの内容は、主に前半はMicrosoft Graphの概要及び簡単なデモでした。Graphを使うための認証方法や基本的なAPIの使い方になります。
以前まで使っていたGraph APIとどこが違うのかは正直わからなかったのですが、マイクロソフトの概要のページには「Unified」とあったので、今後、いろいろなプロダクトのAPIをGraphに取り込む(既に取り込んだ?)のでしょうか。。。
既知かとは思いますが、Graphの主な使い方としては、Office365で利用されるデータ(カレンダーやメール、SharePointの情報など)を利用するアプリケーションを開発したいときに、Microsoft Graphを利用してOffice365のデータにアクセス、取得したデータ(JSON形式)を整形して、アプリケーションのプレゼンテーション層に出力します。
ここまでは、特に目新しい内容はないのですが、これからMicrosoft Graphを始める方にとっては、より具体的な実践に踏み込んだ解説があるので、とても有用であると思います。
最後に今後のロードマップが紹介されました。
PHPのSDKのリリースがあるのは、個人的には嬉しいですね。