以前はAutomationなどを利用して、設定する必要があったのですが、今はGUIでポチポチっとできるので、その方法をご紹介します。
仮想マシンの課金方式
ご存知の方も多いと思いますが、仮想マシンを停止しただけでは課金されてしまいます。
停止には 2種類ありまして、
一つが、仮想マシン上のゲストOSから停止を実行した状態。この状態は課金されます。
二つ目が、停止済み (割り当て解除)。この状態は課金されません。
今回は停止済み(割り当て解除)にするのを忘れないようにスケジュールで毎日同じ時間に仮想マシンが停止済み(割り当て解除)になるようにします。
では早速設定していきます。
定期的に自動シャットダウンを設定
設定方法は至極簡単です。Azure Portalにログインし、設定したい仮想マシンを選択します。
仮想マシン「cent」を選択しました。
こちらの左ペインにある「自動シャットダウン」を選択します。
設定 : オン
スケージュールされたシャットダウン : シャットダウンしたい時間を設定します。
タイムゾーン : タイムゾーンを指定します。今回はUTC+09:00
また、シャットダウンする15分前に通知する設定もできます。
せっかくなので通知してみましょう。
通知がいらない方はこれで設定完了です。
通知設定
通知するにはWebhook URLを指定します。通知先はLINEやメールなど何でもOKですが、今回はSlackにしてみます。
連携にはMicrosoft flowが簡単なのでこちらを利用します。
Microsoft社のIFTTT のようなサービスで、ワークフローを自動化するのに便利です。
Microsoft Flowにアクセスします。
「My Flows」の「Create from blank」を選択し、
トリガーは「Request」にします。
「HTTP POST to this URL」は保存後に表示されます。
「Request Body JSON Schema」は今回は使用しません。
「+New Step」で「Slack」を選択し、
通知したいChannelとメッセージを入力します。
そして「Create flow」。
「HTTP POST to this URL」が生成されました。
この生成された「HTTP POST to this URL」を先程のAzureのポータル画面の「Webhook URL」に入力します。
以上で設定完了です。
お疲れ様でした。