一番簡単な方法でAzureの仮想マシンを定期的にシャットダウンする。

以前はAutomationなどを利用して、設定する必要があったのですが、今はGUIでポチポチっとできるので、その方法をご紹介します。

仮想マシンの課金方式

ご存知の方も多いと思いますが、仮想マシンを停止しただけでは課金されてしまいます。

停止には 2種類ありまして、

一つが、仮想マシン上のゲストOSから停止を実行した状態。この状態は課金されます。
二つ目が、停止済み (割り当て解除)。この状態は課金されません。

今回は停止済み(割り当て解除)にするのを忘れないようにスケジュールで毎日同じ時間に仮想マシンが停止済み(割り当て解除)になるようにします。

では早速設定していきます。

定期的に自動シャットダウンを設定

設定方法は至極簡単です。Azure Portalにログインし、設定したい仮想マシンを選択します。
仮想マシン「cent」を選択しました。

SS029

こちらの左ペインにある「自動シャットダウン」を選択します。

SS030

設定 : オン
スケージュールされたシャットダウン : シャットダウンしたい時間を設定します。
タイムゾーン : タイムゾーンを指定します。今回はUTC+09:00

また、シャットダウンする15分前に通知する設定もできます。
せっかくなので通知してみましょう。

通知がいらない方はこれで設定完了です。

通知設定

通知するにはWebhook URLを指定します。通知先はLINEやメールなど何でもOKですが、今回はSlackにしてみます。

連携にはMicrosoft flowが簡単なのでこちらを利用します。
Microsoft社のIFTTT のようなサービスで、ワークフローを自動化するのに便利です。

Microsoft Flowにアクセスします。
「My Flows」の「Create from blank」を選択し、

SS031

トリガーは「Request」にします。

「HTTP POST to this URL」は保存後に表示されます。
「Request Body JSON Schema」は今回は使用しません。

SS032

「+New Step」で「Slack」を選択し、
通知したいChannelとメッセージを入力します。
そして「Create flow」。

SS034

「HTTP POST to this URL」が生成されました。

SS035

この生成された「HTTP POST to this URL」を先程のAzureのポータル画面の「Webhook URL」に入力します。

SS038

以上で設定完了です。

お疲れ様でした。

通知来ました。
SS039

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