Outlookでプロキシアドレスからメール送信【Microsoft 365】

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9/10のPS Live配信は、Ansibleの概要・特徴から始め、Ansibleでどのような改善、自動化ができるかについて、よくある運用パターンを紹介しながらお話します。
【2021/9/10(金) 17:00〜17:30】

こんにちは、サイオステクノロジーの藤原です。

 

これまで、ユーザが任意のメールアドレスからメールを送信するためには、管理者がプライマリメールアドレスを変更する必要がありました。

(Microsoft 365(旧:Office 365)のメールエイリアス、特にプライマリメールアドレス、プロキシメールアドレスについてはこちらの記事「Office365でのメールエイリアスについて」を参照ください。)

 

しかしながら、Microsoft 365 roadmapで管理者がテナントに設定を加えることによって、ユーザがメールアドレスを選択して送信することができる機能が実装され、最近ロールアウトされたので、さっそく検証してみました。

今回はOutlookでプロキシアドレスからメールを送信する方法をまとめます。

 

 

検証環境の構成

以下のようなオンプレADからAADCでAzure ADに同期を行っている環境で検証を行いました。

ここでユーザが持つプロキシアドレスはproxyAddress属性に格納されており、プライマリのSMTPアドレスはUPNと異なるものを使用しています。

エイリアスとして、図に記載しているような4パターンのsmtpアドレスを持たせています。

今回はこれら計5つのメールアドレスをユーザが選択して、メール送信できるのか検証していきます。

 

テナント側の設定

今回は検証環境のADサーバのPowerShellを用いてテナントの設定を行いました。PowerShellのバージョンは5.1です。

ExchangeOnlineManagementのインストール

Exchange Online PowerShellに接続

SendFromAliasEnabled設定を有効化

次のコマンドでSendFromAliasEnabledが有効化されているか確認します。

以下のようになっていれば設定が有効化できています。これによってテナント内のユーザ全員がプロキシアドレスからメール送信できるようになります。

※ちなみに、設定値を有効にしてから実際にプロキシアドレスからメールを送信できるようになるまでタイムラグがありました。

以上で、テナント側の設定は終わりです。

 

ユーザの操作

ユーザは以下の操作でプロキシアドレスからメールを送信することができます。

Outlookにアクセス

Outlook on the Webにアクセスします。

差出人を選択

新しいメッセージの右上「…」から「差出人」を選択します

プロキシアドレスを入力

1回目

「差出人」から「その他のメールアドレス」を選択し、プロキシアドレスを入力します。

このとき、自身のプロキシアドレスでないメールアドレスを入力してもメールを送信することはできません。

2回目以降

2回目以降はプロキシアドレスが記憶されるので、アドレスを選択することで差出人を選ぶことが可能です。

メールを送信

以上の手順でプロキシアドレスからメールを送信することができます。

 

検証内容

今回、計5つのメールアドレス(SMTP,smtpアドレス)からメールを送信し、以下の内容を検証しました。

  • プロキシアドレスからメールが送信できるか
  • メールヘッダのFrom、Envelope From(Return-Path)が送信時のアドレスになっているか

検証結果

検証の結果以下のように、ユーザが選択したメールアドレスからメールを送信することができました。

また、FromとEnvelope Fromが一致していることから、メールに対して返信した場合でも送信時のユーザとしてメールのやり取りが可能です。

メールアドレス

メール
送信

Fromが
送信時のアドレス
と一致
Envelope Fromが
送信時のアドレス
と一致

プライマリ
blog@mail.hogehoge.com

別ローカルパート@同一ドメイン
blog-alias@mail.hogehoge.com

同一ローカルパート@別ドメイン
blog@hogehoge.com

別ローカルパート@別ドメイン
blog-alias@hogehoge.com
Microsoft Online Email Routing Address
blog@hogehoge.onmicrosoft.com

 

以上のように、Microsoft365のOutlookにユーザがプロキシアドレスを選択してメールを送信できる機能が追加されました。今後利用可能なテナントは増えていくと思います。

便利な機能なので、ぜひ有効化してみてはいかがでしょうか。

 

参考

Send as SMTP alias is now available in Exchange Online

 

 





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