[Adobeアカウント連携]その4 Adobe Google Connector

こんにちは、サイオステクノロジーの小川です。今回はAdobe Google Connectorの検証を行いましたので設定方法について掲載します。

Adobe Google Connectorとは、G Suiteと Adobe管理コンソールを統合して、G SuiteユーザーでAdobeのSSOを実現します。

Adobe Google Connectorの特徴を以下にまとめました。

  • 2つのシステムが直接接続されているため、ドメインのクレームやグループの作成などの手順を重複しておこなう必要がありません。
  • ユーザー管理やライセンスのプロビジョニングなど、すべての操作をG Suiteで実行できます。
  • G Suiteのアカウントを連携します。

構成

前提条件

  • G Suiteで連携ドメインをクレームできていること
  • G Suiteに関連付けられているドメインは、Adobe管理コンソールで未クレームであること

設定

Adobe管理コンソールに管理者アカウントでログインします。

「設定」選択し、IDのディレクトリタブで「ディレクトリを作成」をクリックします。

ディレクトリ名を入力し、「Federated ID」を選択し、「次へ」をクリックします。

利用するIdPで「Google」を選択し、「次へ」をクリックします。

ID設定についての説明が表示されるので、「Googleにログイン」を選択します。

Microsoftアカウントのサインインページにリダイレクトされます。Microsoftのグローバル管理者権限を持つ管理者の資格情報を入力します。

管理者のログインID、パスワードを入力すると、Adobeのアクセス要求画面が表示されるので許可し、以下画面で選択した内容を確認します。問題なければ「許可」をクリックします。

Adobe管理コンソールの設定に戻り、Googleのディレクトリの情報が表示されるので、「確定」をクリックします。

Googleで検証し、Adobeに同期する対象のドメインを選択し、「次へ」をクリックします。

Adobe Admin Consoleに同期されるグループをグループリストから検索して選択します。アクションボタンを選択することで同期対象のグループを設定することができます。設定できたら「完了」をクリックします。

Google Admin Consoleにログインし、アプリケーションを作成します。

SAMLアプリケーションでAdobeのプロビジョニングを有効にします。

GoogleのIdPメタデータをダウンロードします。

AdobeのSPの以下の情報を設定し、完了を選択します。

アプリケーションの設定が完了すると、以下の画面になるのでユーザーのプロビジョニングの「今すぐ設定」を選択します。

Adobe管理コンソールの手順3に戻り先ほどダウンロードしたIdPメタデータをアップロードします。

Googleのプロビジョニングの設定でアプリケーションの承認を求められるので、上記のAdobe手順4のアクセストークンとAdobeURLを設定します。

その後、指示に従って、GoogleとAdobeの属性マッピングの設定、連携対象の設定を行います。

設定が完了したら、アプリケーションの設定の確認画面で、サービスのステータスと自動プロビジョニングを有効にします。

Adobe管理コンソールに戻り、手順6にチェックを入れ確定をクリックします。

以上でAdobe Google Connectorの設定が完了しました。以下の画面に遷移し、アカウントが連携されていることを確認します。

ログイン

端末にログイン後、Adobe Creative Cloudを選択します。

Adobeのログイン画面に遷移するので、IDを入力します。

Googleのログインパスワード入力画面に遷移するので、ログインIDのパスワードを入力します。

Adobe Creative Cloudにログインできました。

まとめ

Adobe Google Connectorの設定について書きましたが、利用するメリットは以下が挙げられます。

  • 2つのシステムが直接接続されているため、ドメインのクレームやグループの作成などの手順を重複しておこなう必要がない
  • ユーザー管理やライセンスのプロビジョニングなど、すべての操作をG Suiteで実行できる
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