こんにちは、サイオステクノロジー技術部 武井です。私は、マイクロソフトが実施しているテクニカルカンファレンス「Ignite」に参加するためにフロリダのオーランドということろに来ております。Igniteが実施している期間中に、「ほぼ」リアルタイムレポートをお届けしたいと思います。今回は「Learn How Power Automate Is the perfect automation platform to streamline workflow processes across your entire IT ecosystem」について記載します。
本セッションは以下のような方向けのものです。
Power Automateでどのように業務を自動化するのか見てみたい!!
Power Automateとは?
Vision Keynote(詳細はこちらのブログを参照)にて、発表されたRPAの機能です。Power AutomateはMicrosoft Flowと呼ばれていた製品にRPAの機能を追加したものになります。
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション/Robotic Process Automation)とは、アプリケーションの画面の操作を記録することで簡単な操作を自動化し、ホワイトカラーの業務を自動化させるためのもので、昨今、隆盛を極めております。
デモ
セッションでは、レガシーなクライアントサイドアプリケーションの表をExcelにコピーするというデモが行われていました。
すみません、スライドの写真がかなりうまく取れていなく見にくいと思います。後ほどセッションの動画が公開されると思いますので、そちらをご参照下さい・・・^^;
とにかくPower Automateはすごいのです。レガシーなクライアントサイドアプリケーションの表をExcelにコピーするというデモが行われていたのですが、その間、一切コーディングすることなく、しかも作業は全てブラウザ上で完結し、その時間も5分もかかっていません。
そして、私が思うに他のRPA製品と異なるのは、Azureの色々な機能と連携が可能ということです。例えば同じくVision KeyNoteで発表されたPower Virtual Agentを使ってチャットボットを作成し、そのチャットボットからの発話をトリガーにしてPower Automateのシナリオを起動するということも可能となっています。
チャットボットを起動して「今月末に更新が必要な契約をリストアップして」と発話して、その契約がまとまったExcelをメールやTeamsに送るなんてことがノンコーティングで可能です。その他、今、隆盛を極めているPower Appsとの連携も考えられます。可能性は無限大です!!
RAPの導入で一番障壁となるのは他サービスとのデータ連携です。Power AutomateはMicrosoft FlowというサービスにRPAの機能が追加されたものです。もともとFlowにはOffice365や各種データベースなどの様々なコネクタがあり、他サービスに接続してデータを取得するという作業が他RPA製品と比べて非常に簡単に実現が可能です。
マイクロソフトがRPA業界のリーダーになる日も近いと思われます。
さぁ、みんなでPower Automateを盛り上げていきましょう!!
現場からは以上でした。