こんにちは、サイオステクノロジー技術部 武井です。
ここ数日に渡って、de:code 2019の「ほぼ」リアルタイムレポートをお届けしております。
今回はこちらです。
本セッションは、以下のような方に向いていると思います。
Visual Studio / Visual Studio Codeどちらも魅力的だと、どっち使っていいかわからない。決め手が欲しい!!
本セッションではVisual Studio / Visual Studio Codeをそれぞれ得意とする2人のスピーカーが、その魅力を紹介するというものでした。
私自身、Visual StudioかVisual Studio Codeどちらを使おうか悩みます。軽量でマルチプラットフォームなVisual Studio Codeか、機能豊富なVisual Studioか、、、。うーん。
本セッションの中で紹介された機能の中で、特に気になったものをピックアップしてみます。
【VS Code】Remote Development
これすごいです。VS Codeがリモートで動作します。正確にはエディターはクライアントで動作し、拡張機能(例えばPHP Debuggerなど)がリモートで動作するというものです。リモート接続先は、SSH、コンテナ、WSLの3つから選べるようです。
クライアントが非力なマシンでもOKということですね。Visual Studioはローカルのリソースのみで動作しますので、中々もっさりして辛い時があります。
しかも、これ接続が超簡単でした。試してみました。
まず以下のURLからInsidersビルドのVScodeをダウンロードします。本家にまだないのが残念、、、。
https://code.visualstudio.com/insiders/
以下の拡張機能をインストールして、、、
左ペインの一番下のアイコンをクリックすると、リモート接続先のサーバーの一覧が出てきます。これは、~/.ssh/configを読み込んでいるようです。クリックすると簡単に接続出来ます。これだけで準備完了です。
拡張機能のインストール先を見てみると、「install on SSH test_server」となっているのがわかります。先程接続したサーバーですね。
インストールするとリモートサーバーの以下のディレクトリに拡張機能のライブラリが保存されるようです。
~/.vscode-remote/extensions/
たったこれだけです。
【Visual Studio】メモリ使用量削減
Visual Studio 2017と比べると、Visual Studio 2019は使用メモリ量が約1/4だそうです。これ、すごいですね。私の環境では、Visual StudioとDocker両方立ち上げるとひどいことになりますが、そんな状況が改善できそうな気がします。
【Visual Studio】IntelliCode
コードの補完をAIが支援してくれるIntelliCodeすごかったです。例えば「DateTime.」と打つと、前後の文脈を判断して、適切なメソッドや静的変数をAIによって補完してくれるのです。ものぐさで間違えやすい僕にとっては、まさに神のような機能ですね。
【Visual Studio】Live Unit Testing
コーディングしながら単体テストを実行できる機能のようです。エディタでコードを書いている最中にも、バックグラウンドでUnitTestが走り、テストが通ってない部分は、赤丸で警告が出ます。でもこれって、、、常々テストが走っていると思うと、落ち着いてコーディングできなさそうです(T_T)
まとめ
最近Visual Studio Codeがブームですよね。でもVisual Studioにも良い機能はいっぱいあります。やっぱり、ケースバイケースで使い分けるのが、いまのところ一番なのかなと思いました。
エディタを取り巻く状況は、ここ数年で劇的に変化してますね。Visual Studio Codeもそうですけど、Buildやde:codeではVisual Studio Onlineも発表されましたし、今後の動向が非常に楽しみです。