はじめに
こんにちは!中途入社のなーがです。前回はトラブルシューティング時に発生原因を特定する際の考え方についての内容でしたが、今回はLinuxコマンドのエイリアスについて書こうと思います。
エイリアスとは?
まず、エイリアスの意味を調べると、以下のように記載されています。
偽名、別名、通称などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ある対象や実体を、複数の異なるシンボルや識別子で同じように参照できるする仕組みを指す。別名。
つまり、「エイリアスとは長いコマンドの入力を、短いコマンドの入力で済ますことが出来たら便利だよね」ということです。
特に開発の際にはコマンドを入力することが多いですが、コマンドを毎回手入力している人が多い印象でした。理由としては、どのように設定していいか分からない場合や、そもそもエイリアスの存在を知らない場合がほとんどでした。
さらに、WindowsではGit Bash等をインストールしない場合、PowerShell の エイリアスを登録するという方法もあります。しかし、現在の開発でGitを使用してないことが珍しいこと、OSによってエイリアスが大きく異なると設定の管理が煩雑になることから、個人的にはPowerShellでのみ実行できる機能以外はエイリアスを統一しておいたほうがいいと思います。
設定方法
エイリアスの設定方法は簡単で、ホームディレクトリ(C:\Users\XXXXXXX)に配置した.bashrcファイルに以下の構文で記載するだけです。エディターは自身の使い慣れたものを使って下さい。
alias 新しいコマンド="省略したいコマンド"
また、コマンド入力時に引数を指定したい場合は、エイリアスではなく以下のように関数を作成します。
# git stash apply 3と入力すると、最新から3つ前のstashが適用される。
function gsa() {
command git stash apply stash@{$1}
}
一例として、自分が設定しているエイリアスを以下に記載します。
コマンドによってはショートカットを使用せずに実行したほうがいいですが、Git等は入力頻度が高いため何度も入力することが辛くなりがちです。そこで、エイリアスを設定することで、作業を効率化することが出来ます。特にcheckoutやcommit、branchは文字数が大幅に減少するので、助かります。
また、ここでは設定していませんが、特定のオプションを毎回指定するのはタイプミスやオプションの付け忘れにつながるので、そういった場合もエイリアスを設定することは有効だと思います。
最後に
今回はLinuxコマンドのエイリアスについて書きました。自分自身が設定しているエイリアスは主にcd、ls、git程度なのですが、慣れるとなくてはならないものになるので、是非皆さんも自身の使いやすいようにエイリアスを設定してみてください!