こんにちは。サイオステクノロジーの小川です。
今回はAdobeのFederated IDの認証方法とID連携方法についてまとめてみました。
以下で各同期ツールについて紹介していますので、ツールの設定方法については以下をご参照下さい。
- [Adobeアカウント連携]その1 User Sync Tool for Windows
- [Adobeアカウント連携]その2 User Sync Tool for Linux
- [Adobeアカウント連携]その3 Adobe Azure AD Connector
- [Adobeアカウント連携]その4 Adobe Google Connector
Adobe Azure AD Connectorについてはツールが新しくなり、認証の設定とユーザの同期の設定プロセスが別になりました。既存の設定は引き続き利用できますが、今後新しい構成へ移行できる機能が公開されるそうです。
詳細は以下を参照下さい。
これによって、Adobeの認証はAzure ADで行いユーザの同期はオンプレのディレクトリを利用する、またはその逆も利用することになります。(ディレクトリのユーザ情報をAzure ADに連携している必要があります。)
認証と同期組み合わせた構成は以下になります。
IdP | 源泉ディレクトリ | 選択するIdP設定 | 利用する同期ツール |
Shibboleth IdPまたはその他IdP | オンプレディレクトリ | その他のSAML IdP | User Sync |
Shibboleth IdPまたはその他IdP | Azure AD | その他のSAML IdP | Azure Sync |
Azure AD | オンプレディレクトリ | Microsoft Azure | User Sync |
Azure AD | Azure AD | Microsoft Azure | Azure Sync |
Google(Adobe Google Connector) |
今後もAdobeの認証・同期の機能が追加されるとこのことなので、柔軟な構成でAdobeを利用することができますね!