Office365ポータルログインでドメインヒントを利用する

◆ Live配信スケジュール ◆
サイオステクノロジーでは、Microsoft MVPの武井による「わかりみの深いシリーズ」など、定期的なLive配信を行っています。
⇒ 詳細スケジュールはこちらから
⇒ 見逃してしまった方はYoutubeチャンネルをご覧ください
【5/21開催】Azure OpenAI ServiceによるRAG実装ガイドを公開しました
生成AIを活用したユースケースで最も一番熱いと言われているRAGの実装ガイドを公開しました。そのガイドの紹介をおこなうイベントです!!
https://tech-lab.connpass.com/event/315703/

こんにちは、サイオステクノロジーの小川です。

今回はOffice365ポータルへのログイン時にテナントを判別するパラメータのドメイン ヒント(domain_hint)について記載します。

ドメインヒントとは

ドメイン ヒントは、アプリケーションからの認証要求に含まれるディレクティブです。ドメイン ヒントを使用して、テナント用にブランディングされた Azure AD サインイン ページをすぐに表示することができます。

Office365ポータル

Office365のポータルにログインする際、portal.office.comにアクセスすると、Officeのサインイン画面に遷移します。その際に背景画像はOffice365のデフォルトのものになります。

Office365ポータル(portal.office.com)にアクセス

サインイン画面でメールアドレスを入力して「次へ」を選択すると、メールアドレスのドメインでテナントが判別されテナントで設定した背景画像、ロゴが表示されます。

domain_hintをパラメータ送信するとテナントが指定されるので、ログイン画面でテナント設定のログイン画面が表示されます。portal.office.comの後にdomain_hintパラメータを指定します。(portal.office.com?domaim_hint=<ドメイン名>)

Azure AD

AzureADのポータルにログインする際、portal.azure.comにアクセスすると、Azureのサインイン画面(Azure AD の共通エンドポイント)に遷移します。その際、背景画像はAzureのデフォルトのものになります。

Azureポータル(portal.azure.com)にアクセス

テナントとして設定されている Azure AD のエンドポイントのサインイン画面を表示させるにはドメインヒントパラメータではなく、portal.azure.com の後にドメイン名を指定します。(portal.azure.com/<ドメイン名>)

その他MicrosoftアプリケーションについてもAzure ADと同様、使用するアプリケーションURLにドメイン名を指定することでテナントで設定しているエンドポイントに遷移します。(SharePoint Onlineは若干異なります。)

詳細は以下を参照してください。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/hybrid/how-to-connect-sso-faq

アバター画像
About 小川雄大 27 Articles
IDaaSプロジェクトを担当。
ご覧いただきありがとうございます! この投稿はお役に立ちましたか?

役に立った 役に立たなかった

0人がこの投稿は役に立ったと言っています。


ご覧いただきありがとうございます。
ブログの最新情報はSNSでも発信しております。
ぜひTwitterのフォロー&Facebookページにいいねをお願い致します!



>> 雑誌等の執筆依頼を受付しております。
   ご希望の方はお気軽にお問い合わせください!

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


質問はこちら 閉じる