クラウド型ストレージサービス「LucidLink」を色々触ってみた【Linuxクライアント編】

はじめに

こんにちは、サイオステクノロジー 小林です。

今回は Linuxクライアントを使用したLucidLinkのストレージサービスのお話しです。
前回の記事(Windowsクライアント編)でLucidLinkサービスのアカウント登録方法とファイル共有領域(Filespace)の作成方法をご紹介しておりますので、こちらの内容は割愛させて頂きます。
もし、作成されていない場合は併せてお読み頂ければと思います。

前提

※今回LucidLinkを使う上で事前に準備したものは以下になります。

  • オブジェクトストレージは前回のWindowsクライアントと同様でAWS S3を準備。バケットは「s3.siostechnology.net」という名称で作成
  • Linuxクライアント端末は、Azure上にCPU:2core/RAM:4GBの仮想マシンを準備し、OSに「CentOS7 update6」を導入
  • ファイル共有領域(Filespace)は、前回のWindowsクライアント編で作成したFilespace(test-space)を使用

Linuxクライアントのインストール

LucidLinkのダウンロードページより、Linux版のクライアントをダウンロードし、対象のクライアント端末にインストールします。

# rpm -ihv lucid-1.17.1901-1.el7.x86_64.rpm

ファイル共有領域にマウント

以下のコマンドより、作成したFliespaceにマウントします。LucidLinkデーモンをバックグラウンドで起動するようにします。

# lucid daemon & sleep 5; lucid link --fs test-space.sios --password <rootpassword> --mount-point /share

起動時に以下のようなログが表示されるので、エラーなく最後に「Activated filespace ‘‘ with username ‘‘」と表示されれば起動完了となります。

マウント確認

問題なくデーモンが起動できれば、以下のようにマウントされ、Lucidプロセスが起動していることが確認できます。

# df -h
ファイルシス              サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/mapper/vg00-LogVol01    50G  4.1G   46G    9% /
 ~ 中略 ~
Lucid.bin                   1.0P     0  1.0P    0% /share
# ps -ef | grep Lucid | grep -v grep
root      55985   2684  0 14:17 pts/0    00:00:20 /opt/lucidapp/resources/Lucid.bin daemon

【補足】アンマウントを実施すると、起動したLucidプロセスも同時に停止されます。

[root@dev-misc9901-b QAS ~]# umount /share
YYYY-MM-DDT06:09:32.109Z | I | fuse |  Fuse exited successfully.
YYYY-MM-DDT06:09:32.109Z | I | Application |  Termination request received.
YYYY-MM-DDT06:09:32.109Z | I | Daemon |  Stopping daemon...
YYYY-MM-DDT06:09:32.110Z | I | FileSystemClient |  Stopping filespace.
YYYY-MM-DDT06:09:32.110Z | N | Heartbeat |  Heartbeat stopped explicitly.
YYYY-MM-DDT06:09:32.110Z | W | Heartbeat |  Heartbeat lost.
YYYY-MM-DDT06:09:32.144Z | I | Cache |  Disabling cache backend writes. Waiting for 0 active writes...
YYYY-MM-DDT06:09:32.186Z | I | BlockStore Prefetcher |  Awaiting the completion of 0 fetch IOs
YYYY-MM-DDT06:09:32.198Z | I | CacheStore |  Cache file closed.
YYYY-MM-DDT06:09:32.198Z | W | Block Cache |  Cache disabled.
YYYY-MM-DDT06:09:32.209Z | I |  |  Incoming IOs stopped.
YYYY-MM-DDT06:09:32.209Z | I |  |  Waiting ongoing operations to complete...
YYYY-MM-DDT06:09:32.209Z | I |  |  Ongoing operations completed.
YYYY-MM-DDT06:09:32.335Z | I | FileSystemClient |  Filespace stopped.
YYYY-MM-DDT06:09:32.335Z | I | FileSystemClient |  Stopping file metadata service.
YYYY-MM-DDT06:09:32.389Z | I | FileSystemClient |  File metadata service stopped.
YYYY-MM-DDT06:09:32.507Z | N | Daemon |  Deactivated filespace test-space.sios
YYYY-MM-DDT06:09:32.697Z | I | RestfulService |  RESTful service stopped.
YYYY-MM-DDT06:09:32.698Z | I | Daemon |  Daemon stopped.
YYYY-MM-DDT06:09:32.699Z | I |  |  ================================================================================
YYYY-MM-DDT06:09:32.699Z | I |  |  ===                                                                          ===
YYYY-MM-DDT06:09:32.700Z | I |  |  ===                             Process stopped                              ===
YYYY-MM-DDT06:09:32.700Z | I |  |  ===                                                                          ===
YYYY-MM-DDT06:09:32.700Z | I |  |  ================================================================================

[1]+  終了                  lucid daemon

検証:ファイルコピー時のS3側の挙動

Windowsクライアントと同様にテストファイルをストレージ上に配置して、S3側の挙動を確認したいと思います。
今回は100Mのテストファイルを作成します。

# cd /share
# dd if=/dev/zero of=testfile bs=10M count=10
# ls -lh
-rw-r--r-- 1 root root 100M  7月  8 15:27 testfile

次にS3側の状態を確認します。チャンクファイルが分割して生成されいるのが確認できます。
※クライアントにAWS CLIをインストールして確認しておりますので、AWSのインストールページを参考にインストールしてください。

# aws s3 ls s3://s3.siostechnology.net --recursive --human-readable --summarize
2019-07-08 14:59:21    3.7 KiB f70e1af3-049f-4867-ab2b-9566c0806e0c
 ~ 中略 ~
2019-07-08 14:59:21    3.6 KiB fa970fdd-25b1-48b0-a128-b2d92049a3e0
2019-07-08 14:59:21    5.6 KiB fafe73b8-6507-4be4-a67c-3a513ecbb788
2019-07-08 14:59:21    3.2 KiB fcd336bf-3a72-4432-b31f-40371caa483f
2019-07-08 14:59:21    4.0 KiB fd3d07b2-de27-4412-8077-1f3b6c5a61be
2019-07-08 14:59:21    3.4 KiB fdcb0cfd-5270-40e9-90d9-9d4f2e69ed54
2019-07-08 14:59:21    5.2 KiB fdd6ac5e-c06b-47ec-a566-5338e34fd687
2019-07-08 14:59:21    5.3 KiB fdf867a1-a067-4a85-baba-e335ce560f9d
2019-07-08 14:59:21    6.0 KiB ffc0b834-348b-4636-8b37-e4750a1d737f

Total Objects: 400
   Total Size: 1.6 MiB

最後にテストファイルを削除します。

♯ rm -rf /share/testfile

チャンクファイルが削除されることが確認できます。

# aws s3 ls s3://s3.siostechnology.net --recursive --human-readable --summarize
Total Objects: 0
   Total Size: 0 Bytes

最後に

今回は、Linuxクライアントを使用したLucidLinkのマウントやファイル操作をご紹介させて頂きました。

Linuxクライアントでも外部ストレージとほぼ同じ感覚で使うことができ、さらにLucidLinkはマウントした領域をNFS共有させることも可能なので、NFSストレージとして使用することも可能です。
次回の記事で最終回になりますが、もう少し実践的な使い方を紹介するべく、ユーザアクセス制御等の機能について検証したいと思います。

ご覧いただきありがとうございます! この投稿はお役に立ちましたか?

役に立った 役に立たなかった

0人がこの投稿は役に立ったと言っています。

コメント投稿

メールアドレスは表示されません。


*