クラウド型ストレージサービス「LucidLink」を色々触ってみた【Windowsクライアント編】

はじめに

こんにちは、サイオステクノロジー 小林です。

今回は クラウドストレージであるLucidLinkをご紹介したいと思います。 さて、本記事はWindowsクライアント/Linuxクライアント/LucidLinkの各種機能の紹介と全3回に分けてお話しさせて頂こうと思います。


LucidLinkとは

マルチプラットフォーム環境(Windows、Linux、MAC)のファイルシステムをオブジェクトストレージに接続することができるクラウド型のストレージサービスです。LucidLinkを使うとクライアントはAWS S3等オブジェクトストレージを分散ファイルシステムとしてマウントします。

LucidLinkサービス登録

では、早速使ってみます。LucidLinkを使うためには、サービス登録する必要がありますので、公式ページの手順に従って、LucidLinkサービスアカウントを登録します。 LucidLinkサービスアカウント登録手順

※今回LucidLinkを使う上で事前に準備したものは以下になります。

  • オブジェクトストレージとしてAWS S3を準備。バケットは「s3.siostechnology.net」という名称で作成
  • クライアント端末は、Azure上にCPU:2core/RAM:4GBの仮想マシンを準備し、OSに「Windows Server 2016 Standard Edition」を導入

ファイル共有領域の作成

LucidLinkのFilespaceを作成し、実際にクライアント端末にマウントされるところまでの流れを紹介していきます。

LucidLinkサービスにサインインして、「Create new FileSpache」をクリックします。

今回は準備したストレージを使用するため、「Your Storage Provider」をクリックします。

Filespaceの名称を入力します。 ※ここで入力した名称でクライアントからマウントした際に表示されます。

使用するオブジェクトストレージプロバイダを選択します。

リージョンを選択します。

リージョンの選択画面下より、「I will provide my own bucket name」にチェックを入れます。 ※チェックを入れないと、オブジェクトストレージ上にランダムな名称で自動的にバケットが作成されます。

事前に作成したバケット名称を入力します。

入力した内容に問題なければ、「Create」をクリックします。


作成したファイル共有領域にマウント

LucidLinkサービス画面より、「Initialize」をクリックし、クライアントからストレージを使用できるようにします。

「Launch the desktop client」をクリックします。 ※LucidLinkクライアントをインストールしていない場合は、画面上に表示されているリンクから各プラットフォームに対応したLucidLinkクライアントをインストールしてください。

AWS S3に接続するためアクセスキーとシークレットキーを入力します。

Filespacheのルートパスワードを設定します。

「Open the folder」をクリックします。


マウント確認

Windowsのエクスプローラーを見てみると、作成したFilespaceの名称でマウントされていることが確認出来ます。


検証1:ファイルコピー時のオブジェクトストレージ側の挙動の確認

まずはマウントしたストレージにテストファイルを配置します。今回は10MB程度のWordファイルを使って確認したいと思います。 マウントしたディレクトリにテストファイルを配置した後、テストファイルの容量を確認します。

次にS3側の状態を確認します。チャンクファイルが分割して生成されいるのが確認できます。 このファイルサイズの合計を確認すると、ストレージ上に配置したテストファイルと同等の容量になっていることが確認できます。

次にストレージ上に配置したテストファイルの内容を変更した場合のS3側のチャンクファイルの数を確認します。なお、テスト文書の最下行にコメントを1行追記しております。

それではS3側の状態を確認します。 テスト文書変更後は、今までのチャンクファイルは56個増えて112個になっていることが確認できます。

最後にストレージ上に配置したテストファイルを削除した場合のS3側のチャンクファイルの数を確認します。 すると、文書変更前のチャンクファイルが削除され、変更後の56行分のチャンクファイルのみになっております。

その後しばらく待ってから再度S3の状態を確認すると、変更後のチャンクファイルも削除されることが確認できます。


検証2:ファイルコピー時間の確認

検証1で使用したファイルをより容量が大きいファイルを使って、ファイルコピー時の転送スピードを確認したいと思います。 今回使用するファイルは、OSのISOイメージ(4.27GB)を使用します。 また、ローカルディスクの容量には影響がないことを確認したいと思います。コピー前はのローカルディスクは25.6GBの空き容量となっております。当然クラウドストレージにコピーするので、この容量が減少することはないことが想定されます。

それでは、ストレージへファイルコピーを開始します。

ストレージへのコピーが完了したので、ローカルディスクへの影響がないことを確認します。

次にS3側のチャンクファイル数とファイルサイズを確認してみます。 ストレージ上にコピーしたファイルサイズと同等のチャンクファイルのサイズが作成されていることが確認できます。 今回の検証環境では、クライアントからストレージ上のコピーは1分程度で完了しましたが、その後S3側にて数十秒程度チャンクファイルの作成処理が継続しており、その間クライアントのCPU使用率が40~50%程度消費しておりました。

最後に

今回は、LucidLinkのサービス登録から実際にクライアント端末にマウントしてファイル操作をするところまでを紹介させて頂きました。

LucidLink は日本にリリースされて間もない新しい 製品ではありますが、今回検証を行なった範囲では 他のクラウド型ストレージとほぼ同じ感覚で使うことができたので、もしストレージの導入を考えている方は候補の一つとして検討することはできるのではないでしょうか。

次回の記事では、Linuxクライアントでの操作感について検証したいと思います。

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