こんにちは、やまねと申します。
前回は WordPress プラグインのコンフリクトの話を書きましたが、今回は全く違うネタ「社内で運用しているGitHub Enterpriseサーバーのメンテナンス」のお話を供養させてください。
- GitHub Enterpriseでの謎のディスク容量消費に対応する (今回の話)
- GitHub Enterpriseのハードウェア最小要件がどんどん上がっている件
- GitHub EnterpriseでActions用s3設定をミスっていてアップデートでコケるの巻
管理引き継ぎを無茶振りされて引き継いだ翌々日からいきなりフィッシングサイト登録されて苦労したりと中々ヘビーな滑り出しから始まったGitHub Enterpriseサーバーの管理。しばらく小康状態が続いていたものの、最近メンテナンスアップデートしたらコケて難儀するなどしました(この辺りは別の機会に)。
で、サポートに問い合わせの際に「インスタンスのディスクサイズがずいぶん小さい」という指摘を受けました。
確かにディスクサイズは小さかったのですが、どうも以前より妙にディスク容量が消費されてるな?と思い、調査してみたところ /data/user/patch ディレクトリが41Gも消費していることに気づいたのです。/data/user/patch の中身を見るとバージョンごとに別れていますが、vm_files 以下の容量がバージョン2.21.5を境に急激に増えています(数百KB→数GB)。
504K 2.14.5/vm_files
652K 2.14.6/vm_files
764K 2.14.7/vm_files
(中略)
368K 2.21.2/vm_files
396K 2.21.3/vm_files
412K 2.21.4/vm_files
1.4G 2.21.5/vm_files
1.4G 2.21.6/vm_files
1.4G 2.21.7/vm_files
(中略)
5.9G 3.0.3/vm_files
4.6G 3.0.4/vm_files
一体なんでだろ?というのと、容量食ってるので消せないか、サポートに尋ねて回答が来たので以下にざっくりまとめます。
/data/user/patch ディレクトリの肥大化について
- バージョン 2.21.5 から vm_files 以下の急にサイズがでかくなったのは docker イメージを含むようになったから
- 問題は認識しているので、後のバージョンでは対応したい(この時点ではバージョン3.0.5を利用中)
- /data/user/patch ディレクトリ以下はパッチがきちんとあたったら sudo rm -rf /data/user/patch/* して消して構わない
なるほどね!ということで、/data/user/patch/* の削除を行い容量が空きました。同じ様にGitHub Enterpriseサーバーを運用されている方はお掃除を検討してみてください。