オープンソースソフトウェア(OSS)とは?| オープンソースソフトウェア用語

Web記事でオープンソースの関連用語をよく見るけど、正直どういう意味かよくわからない!といった経験はありませんか。本記事では、できる限り分かりやすくオープンソースソフトウェア用語をご紹介します

オープンソースソフトウェア(OSS)とは?

OSSとは、オープンソースソフトウェア(Open Source Software)の頭文字をとった略称になります。
文字通りソースを⼀般公開しているソフトウェアで、差別されることなく誰でも無料で利⽤、改変や再配布を⾏えます。ただし、改変や再配布の範囲は、ライセンスによって制限されています。

そもそもソフトウェアにとってソースとは?

オープンソースソフトウェアの「ソース」が何かわからないと普通のソフトウェアとの違いがわかりませんよね。ソースとは、ソースコードのことです。

ソースコードは、人間が理解できるプログラムで、プログラミング言語で記述されたテキストです。コンピューターはこのプログラミング言語を理解できず、0と1の羅列でできている機械語に翻訳(コンパイル)することで、プログラムを実行することができます。プログラムの元のコードということから、ソースコードと言われています。

ソースコードは、ソフトウェアの動作を決めるプログラミング言語の羅列を指すものと考えてください。
WindowsやMacOSなどのOS(オペレーティングシステム)から皆さんのスマホアプリまで、ソフトウェアはすべてソースコードをもとにして動いています。

ソースコードは大切なのか

ソースコードを知ることができれば、ソフトウェアの動きをすべて把握できます。
すなわち、ソースコードがわかってしまえば簡単にコピーを作成できてしまいます。
そのため、企業が販売するようなソフトウェアは基本的にソースコードを簡単には知ることはできません。
また、許可なくソースコードを勝手に調べて公開したり、悪用することは犯罪になります。
ライセンス違反を起こさないように、オープンソースライセンスについては下記記事をご覧ください。

わかっておきたい、オープンソースライセンス
(寄稿:オープンソースライセンス スペシャリスト 可知豊 氏)

 

OSSの特徴

最初の方で記述しました通り、OSSはソースコードが公開されています。
つまり、誰でも使うことができますし、そのソフトウェアを改良することができます。
この誰でも改良することができるというのが、OSSの大きな特徴と言えます。
そのため、OSSの開発に関わる人が世界中にたくさんいるのです。
企業の開発するソフトウェアの場合、開発に関わる人はその企業の人のみでしょう。
世界の優秀な開発者が集まった「開発コミュニティ」によって、OSSは活発に開発され、高度な最新技術が提供し続けられています。

実は身近なOSS

ここまでOSSを簡単に説明してきましたが、無意識のうちに皆さんもOSSを利用しています。
この記事に表示する際に検索エンジンを使用していると思いますが、その代表的なGoogleはOSSデータベースであるMariaDBを使用しています。また、Yahoo! JAPANもOSSWebサーバであるnginxを使用しています。そして、何よりこのブログサイトはすべてOSSで構成されています。

最近、話題になったのは、東京都の新型ウイルス特設サイトがオープンソースで制作されました。
サイト用のプログラムがGitHubで公開され、今もなおアップデートされ続けています。なんと台湾のIT大臣もソースコードを修正しているとか。東京都以外の他の自治体で続々と本プログラムが活用されているようです。オープンソースの持つ良さを実感しますね。

・政府CIOポータル(東京都のオープンソースを活用した新型コロナウイルス感染症対策サイトの紹介)
 https://cio.go.jp/node/2581

このように、OSSは多くの場所で活用されています。また、ソースコードが参照できますので、それを見てプログラミングを勉強することもできます。是非、皆さんも触れてみてください。

【まとめ】OSS導入のメリット・デメリット

最後に、OSSを導入する際のメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

  • 無料で使うことができる
     ソースコードが公開されているため、初期導入コストを抑えることができます。

  • ベンダーロックインされない
     特定のベンダーに依存しないため、システム開発・運用の自由度・柔軟性が向上します。

  • 最新の技術を利用できる
     世界中の優秀な開発者が手掛けているため、短期間で高度な最新技術を提供しています。

デメリット

  • 障害時の対応
    OSSには商用のソフトウェアのような充実したサポートサービスがなく、障害時は自社のエンジニアが対応しなければなりません。

  • エンジニアコスト
    OSSエンジニアに掛かる費用は一人あたりおよそ 1,000万円と言われており、自社に専任のエンジニアを雇えないというケースがあります。

このような課題を解決することが、企業向けのOSSサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」が必要とされる理由です。

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