今月リリースされたばかりのサービス「Studio.Stock」を紹介する記事です。
機が熟した
Studio.Stockは、AIの技術に、参加する画像クリエイターのセンス、運営する編集者の審美眼が加わった、ある意味で「最強」の「フォトストックサービス」です。
掲載されている素材画像はすべて、クリエイターがAIで生成したもの。
利用者は、おしゃれな「フォト」を選ぶだけ。
ウェブやプレゼンテーションなど、商用利用も含めてクレジット表記不要、無料で画像を利用ができます。
AI生成画像の特性を活かして、素材画像として「都合の良い」モチーフ、構図、ライティングの作品が次々にストックされていくことが想像できます。
Googleが今年リリースした、Geminiの画像生成「Nano Banana」は革新的で、とてもリアルな画像生成が、簡単にできるようになりました。
「AIで作成した写真的画像は、どこか不自然、質感がヌルッとしている」といった違和感が払拭されました。
つまり、この分野は「不気味の谷を超えた」と言えそうです。
シンプル
Studio.Stockは、以前このブログで紹介した「Unsplash」と同様に、すっきりシンプルなUI。
シンプルなだけではなく、色をキーにした画像検索や、切り抜きや縦横比変更、プロンプトで加工、など便利な機能も盛り込まれています。
日本
国際的なフォトストックサービスでは、日本人モデル、風景、食べ物など、日本の写真のバリエーションが少ない傾向にあります。
日本のフォトストックサービスは、テイストが合わず、写真で利用に至らないこともありました。
Studio.Stockは、画像のモチーフを日本のものを中心に、企画されているようです。(現時点では)
厳選
歴史の長い他のフォトストックサービスには、写真やイラスト、AIによるフォトリアルな画像も多く登録されています。
選択肢が多いのは良いのですが、その分、画像を探すのに時間を要します。
Studio.Stockの世界観は限定されていますが、このテイストが気に入れば、すぐに高品質な画像にたどり着けるでしょう。
使い分け
AI製画像が不気味の谷を超えても、やはり撮影された写真が適しているケースは多くあります。
また、一定以上の規模の案件や、印刷物で利用する場合は、高解像度の画像が必要であったり、ライセンス拡張が必要な場合もあります。
有償、無償合わせて、状況に合ったサービスを利用するのも大切かと思います。
まとめ
今の技術とスタイルが、小気味良く具体化されたStudio.Stock。
今後、参加するAIクリエイターは増え、有料機能を含めた機能の更新もあるようです。
このサービスの親サービスとも言える『ノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」』のWeb制作でも、Studio.Stock画像がシームレスに利用できるようになることも想像されます。
Studio.Stockについては、公式の記事にわかりやすい説明がありますので、そちらもご覧ください。
https://studio.design/ja/whats-new/studiostock
