はじめに
こんにちは、サイオステクノロジーの安藤 浩です。
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験(AWS SAA-C03)に合格したので、やったことを記載します。(合格してから投稿が遅くなっていました)
実務でAWSを利用する予定だったこととクラウドはAzureは今まで経験してきたためクラウドの体系的な知識をつけておくのは良いかなと思ったため、受験しようと思いました。
AWS 認定資格 ソリューションアーキテクト アソシエイトとは?
AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)は、AWSクラウドにおけるソリューション設計の基礎的なスキルを証明する認定資格です。
試験の概要
- 試験時間: 130分
- 問題数: 65問(選択問題)
- 合格ライン: 720点/1000点
- 試験形式: CBT(テストセンター or オンライン監督付き)
- 試験費用: 150USD(20,000円)
- 有効期限: 3年間
対象者
以下のような方に適した資格です。
- AWSクラウドで1年以上の実務経験を持つ方
- AWSサービスを使ったソリューション設計の知識を身につけたい方
- クラウドアーキテクチャの基礎を体系的に学びたい方
- AWS上でのコスト効率的なシステム設計を理解したい方
私の簡単な経歴
- 10年程度のエンジニア
- AWS実務経験ほぼなし
- 1〜2年前に個人的にVPCやサブネットなど知識が薄そうな部分をハンズオン形式で以前やったことがある程度
- Azure 中心での実務経験あり
学習内容
学習期間・時間
期間: 7月中旬〜10月頭
平日: 1-2時間 (朝 or 子供が寝てから)
休日: 4-5時間
途中、実務が忙しくなりできていない期間もありました。
使用教材
Udemy問題集
実際は初めのほうの動画を見てハンズオンもすると2、3倍くらいかかりそうなことがわかったので、以下の動画やハンズオンをしてみました。
- IAM の概要把握
- VPC、サブネット、S3などのハンズオン
- セキュリティ関係のリソースの概要
など
すべての動画で50時間くらいあるので、すべての動画をみてハンズオンをする時間はなさそうなので、出来る限り概要を把握して早めに以下の模擬試験をやってみることにしました。
1週目で1つの模擬試験を終わるまでに5日くらいかかってしまいました。
説明を読むのも結構時間がかかるので、推奨されるアーキテクチャや利用用途などを聞いて Claude やGemini で理解しました。
また、夜に学習すると眠くなってくるので、出来るだけClaude やGeminiへ質問をして、間違えた問題を中心にNotionにネットワーク系、コンテナ系、認証系などで分類していきました。ClaudeやGeminiには 試験での判断フロー、図式、覚えるべきポイント、ほかの選択肢が不正解である理由、実際の設計パターンなどをまとめて質問して内容をみていました。
おそらく、3週目くらいで5割くらい得点が取れるようなったかと思いますが、72%が合格ラインなので全体で80%くらいとれるまでを目指していました。最終的に5週くらいして7-8割くらいになった状態でした。
このあたりから間違えた問題をまとめたNotionのページやClaude やGemini に質問をして説明をみたり、図解してもらうなどして理解を深めていきました。
Ping-tも無料枠で少しやりましたが、あまり多く手を出すと理解が浅くなるかなと思い途中でやめました。
試験直前の1週間
試験対象のAWSサービスを見て、このサービスは何ができるか、どんなサービスと組み合わせるのか、違いなどを空で言えるようにしました。
分析系のサービス(例: Amazon Athena, AWS Glue, Amazon Kinesis Stream, Amazon Kinesis Data Firehose など)、ネットワークとコンテンツ配信はなかなか覚えられなかったので、Notionにカテゴライズしたものを見て復習しました。
試験当日・受験後
自宅でも受けられますが、部屋を片付けるのが面倒なのでテストセンターで受験しました。初めてテストセンターで受けたのでノイズを遮断するヘッドセットの使い方がわからなかったことや、画面上の問題を読むのに慣れるまでやや時間がかかりました。
試験時間とどのくらいの件数を解答中に解答できてないとまずいかをちゃんと把握できている必要があったかと思います。見直す時間がほぼなかったことが反省点でした。
また、Budget, Cost Explorer などの問題がありコスト系のサービスをほぼ学習していなかったのでこの点も反省点です。
受験結果
720/1000 が合格ラインで731/1000 で合格ラインギリギリでした。
まとめ
以下、反省点を踏まえてまとめです。今後、試験を受ける際は以下の点に気を付けたいと思います。また、受験される方の参考になればと思います。
- サービスを網羅的 に学習する
- AI活用(Claude、Gemini)で効率化
- 問題演習メインで弱点部分を見つける
- 時間配分の練習は必須(私のように焦らないために)
- 試験だと思って問題を解く
参考URL
AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA-C03) 試験ガイド
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト認定

