超楽!Grafana DashboardのPDF自動配信機能

Grafana といえば、「Dashboard」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
DashboardからPDFを生成しスケジュールに基づいて指定した宛先へ自動的に送信する便利な機能があるのをご存知でしょうか。
ただし、この機能は、Grafanaエンタープライズ版でのみ利用可能ですので、ご注意ください。

詳細手順

サイドナビゲーションメニューの [Dashboards] > [reporting] をクリックし、[Create a new report] をクリックします。

Source dashboardから、レポートしたいダッシュボードを選択します。
Time range(オプション)では、レポートのカスタム時間範囲を指定します。
レポートの形式を選択します。

レポートの形式オプションを選択します。

レポートの方向を選択します:縦か横か。
作成されたレポートのレイアウトを選択します:シンプルかグリッドか。

レポートのスケジュールを設定します。

レポート情報を入力します。すべてのフィールドは、別段指定されていない限り、必須です。最後に[Confirm]をクリックします。

これで、PDF自動送信の設定が完了です。

おまけ

さて、Grafana OSS版の場合、Dashboardを共有するのに、どうすればいいのか。
主に3つの方法があります。

1.ダッシュボードのURLを共有する
Direct link(ダッシュボードを開いたブラウザのアドレスバーに表示されているURLをコピーし、共有したい相手に送信する方法)あるいはSnapshot(設定アイコンから「Snapshot」を選択すると、スナップショットが作成され、URLを生成する方法)のURLを他のユーザーと共有すれば、そのダッシュボードにアクセスすることができます。
Direct linkとSnapshotの違いは、Direct Linkがリアルタイムのデータを表示し、認証が必要な場合があるのに対して、Snapshotは静的なイメージであり、リアルタイムのデータを反映しません。
一方、URLをわかってしまえば、どなたでもアクセスできてしまう可能性があるため、高いセキュリティの保証が必要な場合、Enterpriseランセンスをおすすめします。

2.ダッシュボードを埋め込む:埋め込みコードを生成し、外部のウェブページに組み込むことで、他のユーザーにダッシュボード(厳密に言えばパネルのみ)を表示できるようになります。

3.ダッシュボードをエクスポートする: ダッシュボードをエクスポートしてファイルとして保存し、他のユーザーに送信することで、同じダッシュボードを参照できるようになります。

以上の方法で、Grafana OSSバージョンでもダッシュボードを共有することが可能です。
また、Grafana10.2以降、Public Dashboardというパブリックレビュー機能も追加されました。詳細について、デモ付き!Grafana10新機能紹介~Public Dashboardをご参照ください。

まとめ

Grafanaのダッシュボードを利用することで、データを視覚的に理解しやすくなり、システムやアプリケーションのパフォーマンスを効率的に監視することが可能です。
そのダッシュボードをチームと共有するのに、便利なレポート送信機能を利用できます。
また、この機能はエンタープライズ版でのみ提供されるため、詳細について、ご興味ある方は、api_info@sios.comまでご連絡ください。

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