はじめに
どうも、shouです!
私は普段DataStax Cassandraに関する業務に携わっており、そこで得られた知見を共有しようかと思います.
Cassandraって何?どんなものなの?扱うにはどのような勉強をしたらいいの?と思ったそこのあなた.これらについて書いたブログがあるのでぜひ読んでみてください↓↓
Cassandra Developer Associate Certification の資格取った!
紹介内容
今回は、直近で検証用のDSEクラスターを作成する機会があったので、ついでに手順化して私自身の備忘としても残しておこうと思い、ブログにしようと思います.
目指す環境は以下です.
- GCP compute engine VM計5台
- DataStax Cassandra Analytics 3ノードクラスター
- DataStax OpsCenter 2台の冗長構成
以上を目指して、シリーズで書いていこうかと思います.
- GCPでのVM構成編
- OpsCenter構築編
- Cassandraインストール編(本記事)
前回の記事ではOpsCenterを用意しました.
今回の記事は、いよいよCassandraインストール編です.
対象
OpsCenterのLCMを使ったCassandraインストールの流れを知りたい方
やること
LCMでのCassandra構成ファイルの編集
Cassandraのインストール
CQLSHへの接続
環境
$ cat /etc/redhat-release
Red Hat Enterprise Linux release 8.8 (Ootpa)
$ java -version
openjdk version "1.8.0_392"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_392-b08)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.392-b08, mixed mode)
LCMでのCassandra構成ファイルの編集
- ブラウザからOpsCenterにログインする
- Create a new cluster > Get Started
- SSH設定
- SSH Credentials > Add Credential
- ログイン情報を入力する。今回はPassword認証.
- 認証鍵を設定する場合はECDSA形式をできるだけ使用しましょう。他形式だとサポートされていない可能性があります。Private Keyを選択して秘密鍵の内容を入力欄にべた書きしてください.
- Repository設定
- Repositories > Add Repository
- 名前、リポジトリを選択。
- Repositories > Add Repository
- Config Profileの設定
- GUIからConfig Profileを設定する方法
- Config Profiles > Add Config Profile
- Nameとdse versionを設定
- GUIからConfig Profileを設定する方法
- [代替手順]APIからConfig Profileを設定する方法
- 以下のOpsCenter APIを使用すれば設定のインポートエクスポートがjson形式でできます.
Config Profile :: DataStax Enterprise OpsCenter 6.8
- 以下のOpsCenter APIを使用すれば設定のインポートエクスポートがjson形式でできます.
- Clusters設定
- Adding a ClusterのClusterを押下
- 各情報を入力
- クラスタ名 → ご自由に
- SSH認証情報 → 作成した設定を選択
- リポジトリ → 作成した設定を選択
- Config Profile → 作成した設定を選択
- Old password → デフォルトではcassandra
- New password → 任意(今回はデフォルト設定で作成)
- データセンター作成
- クラスタ名 > Datacentersの+ボタン
- データセンター名入力
- ノード情報入力
- データセンター名 > Nodesの+ボタン
- 全てのノード分の情報入力
- ノード名
- 内部IP
- Seed Node
- シードノードにしたいノードに、Make this a seed nodeを選択してください。
- インストールを開始する
- クラスタ名の・・・ > Install > ダイアログ内のSubmit
jobがCompleteになれば完了
CQLSHへの接続
cqlsh にログインできることが確認できたら無事DSEクラスター構築完了です.
[a_shono@a-shono-dse1 ~]$ cqlsh -u cassandra
Password:
Connected to SIOS-Cluster at 10.146.0.102:9042.
[cqlsh 6.8.0 | DSE 6.8.37 | CQL spec 3.4.5 | DSE protocol v2 | TLS]
Use HELP for help.
cassandra@cqlsh>
おわりに
お疲れさまでした.この記事ではLCMでの設定からDSEのインストール、CQLSHの接続までをやってきました.
本来なら各ノードの各設定ファイルを変更しなければいけないところを全てGUI上で設定できるので非常に効率的です.また、OpsCenterはほとんどの操作をRESTful APIで代替できるので、設定値の取得から設定の変更、インストールジョブの実行までをAPIのみで実施できます.コマンドベースで操作したい場合はこちらのページを見てみていろいろOpsCenterをいじってみるといいかもしれません.
3本に渡ってDSEクラスターの構築やってきましたがこの記事が最後となります.
今後は、作成したクラスターに対し通信やデータの暗号化設定、Apache Sparkとの連携などもご紹介できればと思います.
それでは.