こんにちは。サイオステクノロジーの川田です。
前回は「【Visual Studio】C#でWindowsフォームアプリを作成 ~ ボタンクリックでHello Worldを表示してみよう ~」でフォームアプリの作成方法についてご紹介いたしました。
今回はコンソールアプリの作成方法についてご説明していきたいと思います。
プロジェクトの作成
Visual Studioを起動し、「新しいプロジェクトの作成(N)」をクリックします。
※Visual Studio2022になります。
「コンソールアプリ(.NET Framework)」を選択し、「次へ」をクリックします。
プロジェクト名を入力します。
例は「SampleHelloWorld」とします。※自動的にソリューション名が変わります。
他はそのままにして「作成」をクリックします。
作成をクリックしますと自動でProgram.csが開かれます。
以上がプロジェクト作成になります。
Hello Worldを出力
それではコンソール画面に「Hello World」出力したいと思います。
Console.Write
コンソールに文字列を出力するにはConsole.Writeを使用します。
とても簡単です。以下のように記述してみてください。
static void Main(string[] args) { Console.Write("Hello World"); }
では実行してみましょう。
実行方法は「デバッグ」⇒「デバッグなしで開始」をクリックします。
出力しますと、コンソールに「Hello World」表示されます。
どうでしょうか?
「続行するには…」がすぐ来てしまってなにか気持ち悪さがあります。
「Hello World」の後に改行入れたいですよね。
そのような場合は「Console.WriteLine」を使用します。
Console.WriteLine
使い方は基本的に変わりません。WriteからWriteLineに修正しただけです。
static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World"); }
では実行してみましょう!
改行されていることがわかりますね!
標準入力
先ほどはコードに直接文字を入力して、コンソールに入力をしました。
次はコマンドラインから入力をし、その文字列を出力したいと思います。
整数値
整数値を入力してその値を出力してみたいと思います。
実装は以下の通りです。
static void Main(string[] args) { Console.Write("整数値を入力してください:"); int num = int.Parse(Console.ReadLine()); Console.WriteLine(num); }
実行結果を見てみます。
入力ができますので「4」と入力し、Enterキーを押します。
4が出力されていることがわかります。
とても簡単な実装ですね。
実数値
実数値の場合は以下のように記述します。
static void Main(string[] args) { Console.Write("実数値を入力してください:"); double num = double.Parse(Console.ReadLine()); Console.WriteLine(num); } }
「1.5」と入力します。そのまま出力されていることがわかります。
文字列
文字列の場合は以下のように記述します。
static void Main(string[] args) { Console.Write("文字を入力してください:"); string text = Console.ReadLine(); Console.WriteLine(text); }
実行してみます。「Hello World!」と入力し、Enterキーを押します。
入力した文字列がちゃんと出力されていますね!
複数の値を入力と出力方法
Console.WriteやConsole.WriteLineを使って値を出力しました。
複数の値を入力、出力方法をご説明します。
例えば「名前」と「年齢」を入力し、それを出力したいとします。
その場合は以下のように記述します。
{0}や{1}はカンマ(,)から左の順番で呼び出されます。
static void Main(string[] args) { // 名前を入力 Console.Write("名前を入力してください:"); string name = Console.ReadLine(); // 年齢を入力 Console.Write("年齢を入力してください:"); int age = int.Parse(Console.ReadLine()); // 出力 Console.WriteLine("名前:{0} 年齢:{1} です", name, age); } }
それでは実行してみます。
まず初めに「名前」の入力を求められます。「山田太郎」と入力し、Enterキーを押します。
次に「年齢」の入力を求められます。「20」と入力し、Enterキーを押します。
最終的な実行結果はこのようになります。
入力した名前と年齢が出力されていることがわかります。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
Visual Studioから標準入力し、文字列や数値等の出力を行いました。
ありがとうございました!