サイオステクノロジーの黒坂です。
本日参加した Microsoft Build 2019 初日の基調講演辺りをレポートしたいと思います。
# 聞き取りミスとか、何を書いたのか記憶が定かではない、そもそも文字かどうかも分からない手書きメモからおこしたので、変なこと書いているかも。ご勘弁を。
Vision Keynote – Satya Nadella
壇上に走りこんでの Good Morning! からスピーチは始まり、
ともかく思ったところは、クラウドという言葉が減り、IoT、AI といった分野での話が多いということ。エッジコンピューティングへの傾き具合が半端ない。オポチュニティというキーワードに加え、TRUSTとしてセキュリティ(プライバシーやサイバーセキュリティ、レスポンシブル)、そしてオープンであること、垂直統合型のロックインではなく、オープンスタンダード、オープンプラットフォームを進めていくという話。
プロダクトやサービスといったところでは、Microsoft 365 での Teams ラブ は変わらずで、既存からのDynamicsやGamingのアップデート。この基調講演でデモしていた Azure Speech Service も面白いですね。多用され、個人的にも気になった新しいテックワードとしては、Microsoft AI、Conversational AI(これはパーソナルアシスタントのデモが凄かった)、Microsoft Graph など。もちろん AI には Deep Leaning や Bot なども含まれます。
政治的な話や地球環境、そして Azure 万歳!というものはなく、基本的にテクニカルな話とその開発者のための(社会を変化させるための)オポチュニティとしての「事例(最も力の入っていたのはスターバックス)」を丁寧に説明するというものでした。
そして最後は「イマジン(未来を想像)するだけでは変わらない、クリエイトしていこう、マイクロソフトはその土台を整備していく。皆で、この開発者によるコミュニティで、マジカルなエクスペリエンスを得て(ネズミ?)、世界を作っていこう!」という感じで締めくくり。まあ、流石のエンターテイナーですね。素晴らしい。
Technical Keynote #02 “The Microsoft 365 Platform: A Vision for Windows and Office Developers”
比較的多くの方々が「#1 Microsoft Azure: Empowering Every Developer」に流れていましたので、逆張りを。とはいうものの、こちらのセッションは別の場所からのお戻りで、かつ、席探しで最初の方はあまり聞けておらず。というのと、人が入れ代わり立ち代わりであまり理解できなかったというのもあり、理解してメモした部分だけ。そのうちまた、いろいろ情報が出てくるでしょう。
こちらでの発表として代表的なものは、Windows terminal 1.0 の発表。
6月半ばには公開され(一部のユーザーに?)、この新たな terminal では、マルチタブ、GPUベースでの高速レンダリングなどが実現(emojiにも対応)されます。
また、full Linux kernel(4.19) を搭載した Windows subsystem for Linux2 も発表され、こちらは docker supportなども。以前のようにWindows 経由での Linux というもっさりしたものから、カーネルを丸ごと入れ込むために 、ネイティブに近い性能や機能が提供されるようです。Linux も Windows もシームレスに開発環境として使える世界の実現ですね。マジカルエクスペリエンスです。このあたりも色々と情報が出てくるでしょう。
その他、Chrome になった Edge の機能拡張、また、Web 開発のためのフレームワークFluid Framework の発表などなど。Azure Databox とか、Azure Graph data connect とか。続報に期待。
〇 Developing Mobile Augmented Reality(AR)
〇 Azure AI Making AI real for every developer and every organization
〇 Azure Digital Twins + HoloLens
と、学生さんコーナーで興味もったものを眺めつつ、Welcome レセプションで謎のお食事をとって本日は終了!