「Linuxって、OSでしょ?サーバやコンピュータに入ってるんだよね」…いえいえ、そんなことありません。Linux は本当にあなたのすぐ後ろにやってきつつあります。いや、すでに持ち歩いているかもしれませんよ。Linux をはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)がなんで「オープン」なのか、ちょっと一緒に考えてみましょう。
まずはこの写真をご覧ください…ほら、見えませんか?
これは弊社、日本サード・パーティのトレーニングセンター内から撮った写真です。いろいろ物がありますが、実はここに Linux で動作する機材 がいくつもあります。
まず、この教室は Linux の教室のため、受講者用マシンが全て Linux です。また、左側に見えているノート PC は当方の作業用 Linux PC です。
これ以外に実は、もう1つあります。
真ん中に写っている 黒い板状の物体 がありますが、これが Linux です。これは NEC プラットフォームズ社製の MR04LN という モバイルルーター で、内部で Linux が動いています。
製品の詳細は こちら(Aterm MR04LN) をご参照ください。
弊社トレーニングセンタ某教室から
なぜ Linux が動いているとわかるのか
では、なぜこの機器に Linux が動いているとわかったのかというと、この製品の ソースコードが公開されている からです。こういったソースコードが公開されているソフトウェアのことを、オープンソースソフトウェア(OSS) と言います。
ある製品に オープンソースソフトウェア(OSS) を使用した場合、細かい規定はいくつかありますが、基本的に 開発に使用したソフトウェアのソースコードを公開して、誰でも参照できるようにする必要 があります。
文字通り、オープンソースソフトウェア(OSS) は製品にそれらの機能を組み込めますが、最終的に出来上がった製品に使用したソースコードもオープンに、つまり公開しなければなりません。
このことにより、ソフトウェアの内部 がどうなっているのか、不具合やバグがないか など、ソースを公開することで他から参照されたり、使用されたり不具合などの指摘を受けることにより、製品がより良い物になる 可能性が期待できます。
公開されているソースコードを、実際に見てみよう
OSS導入 の詳細については下記をご覧ください!
https://sios.jp/products/oss-integration/service/oss_on_cloud/
本記事は、日本サード・パーティ株式会社(JTP)にて、執筆しています。
JTPは約30年に渡り、様々なベンダーのサポートを行う企業です。 設計、構築、開発、運用、ヘルプデスク、トレーニングなど、ITのライフサイクルを通して技術サービスを提供しています。
中でも、JTP の IT教育サービスでは、クラウド、Hadoop関連技術など、OSS の最新技術 トレーニングを数多く実施しています。
JTPでは、経験豊富なエンジニア、講師陣により、多くの技術記事を公開しております。
▼JTPの情報メディア「JTP Technology Port」はこちらから!