毎回コピペはもう卒業。Geminiの「Gem」で選ぶだけにする方法

今日から使えるGemini活用術シリーズ(全3回)

ども、龍ちゃんです。非エンジニア向けGemini活用術、最終回です。

前回の3つのコツ——「何を知りたいか絞る」「誰として答えて」「この形で出して」——は便利なんですけど、毎回打ち込むのが地味に面倒ですよね。

この記事では、その指示を一度Geminiに保存して選ぶだけで使えるようにする方法を紹介します。使うのはGem(ジェム)という機能です。

Gemとは? — 30秒で理解

Gemは、自分専用のAIアシスタントを作れる機能です。

イメージとしては、スマホのホーム画面によく使うアプリを置いておく感じ。いつもGeminiに伝えている指示を先に登録しておくと、次からはメニューから選ぶだけで、その指示が入った状態から会話を始められます。

設定はかんたんで、名前をつけて指示を書くだけ。プログラミングの知識は一切いりません。

ちなみに、Gemを使うにはGoogle Workspace Business Standard以上のプランが必要です。第1回で紹介したGeminiの基本機能はStarterでも使えますが、Gemは上位プランの機能になります。

Gemを作ってみよう — リサーチアシスタント編

実際に1つ作ってみましょう。今回は「調べ物を整理してくれるGem」を作ります。

Step 1: Gemマネージャーを開く

Geminiのトップ画面を開いて、左メニューにある「Gem マネージャー」をクリックしてください。

Step 2: 「Gemを作成」をクリック

Gemマネージャーが開きます。Googleが最初から用意してくれているGemがいくつか並んでいますが、今回は自分で作ります。右端の「Gemを作成」をクリックしてください。

Step 3: 名前とカスタム指示を入力する

Gem作成画面が開きます。入力するのは2つだけです。

  • 名前: 「リサーチアシスタント」と入力
  • カスタム指示: ここがGemの心臓部。Geminiに毎回伝えたい指示を書く欄です

カスタム指示には、下の枠内をそのままコピーして貼り付けてみてください。

あなたはリサーチアシスタントです。
ユーザーが調べたいテーマを伝えたら、以下の形式で情報を整理してください。

- 結論(1〜2行)
- 要点(3〜5つ、箇条書き)
- 注意点や補足(あれば1〜2行)

情報源が不確かな場合は「要確認」と明記してください。

前回紹介した「何を知りたいか絞る」コツと「この形で出して」を組み合わせたものですね。これを毎回打たなくてよくなるわけです。

ちなみに、画面にはAIがカスタム指示を自動で書き直してくれる機能もあります。見つけても使わなくて大丈夫です。僕も試したんですけど、盛り盛りに書き換えてくるので、結局自分で書いたシンプルなもののほうが使いやすかったんですよね。

Step 4: 保存して、使ってみる

「保存」をクリックすると、左メニューにGemが追加されます。Gem名をクリックすれば、専用のチャット画面が開きます。

ここがポイントです。さっき入力したカスタム指示には、「何を知りたいか絞る」「この形で出して」がもう入っています。だから、あとは「○○について教えて」と聞くだけ。観点も形式も、Gemが覚えてくれている。毎回の型入力はもう不要です。

商談前の企業調査、社内で聞かれたトピックの整理、ちょっとした技術調査——こういう「調べてまとめる」系の作業は、このGem1つでかなりラクになります。

もう1つ作ってみよう:メール添削Gem

コツがわかったところで、もう1つ作ってみましょう。

前回紹介した「誰として答えて」のコツ、覚えていますか? あの役割指定を、Gemに最初から入れておけます。

Gemマネージャーを開いて「Gemを作成」をクリック——ここまではさっきと同じです。名前を「メール添削アシスタント」にして、カスタム指示に下の枠内をそのままコピーして貼り付けてください。

あなたはビジネスメールの添削者です(10年以上の実務経験あり)。
ユーザーが下書きを貼ったら、以下のルールで修正してください。

- ユーザーの言いたいことは変えない
- 敬語の過不足を直す
- 曖昧な表現を具体的にする
- 修正した箇所は【】で囲んで示す

相手との関係性をユーザーが指定した場合は、それに合わせてトーンを調整してください。

保存したら、あとはGemを選んで下書きを貼るだけです。「相手:取引先の部長」と一言添えると、トーンまで合わせてくれます。

毎回「あなたは10年目のベテラン営業です」って打ち込まなくていい。選ぶだけ。これがGemの便利さです。

Gemを使うときの注意点

便利な機能ですが、知っておいてほしいことが3つあります。

まず前提として、Gemini自体の限界はGemでも変わりません。情報が間違っていることもあるので、数字や固有名詞は大事な場面で自分でも確認する習慣をつけておいてください。

もう1つ。会話が長くなると精度が落ちることがあります(会話が長くなると馬鹿になるってのは実際にあります)。「なんか最近ズレるな」と感じたら、新しいチャットを始めるだけ。Gem自体は残っているので、また選び直すだけで使えます。

一番伝えたいのはこれ:カスタム指示は後からいつでも直せます。 最初から完璧を目指す必要はなくて、使いながら「もうちょっとこうしたいな」が出てきたら、そのときに直す。Gemは育てていくものです。

まとめ

第1回でGeminiを開いて聞いてみることから始めて、第2回で一言足すコツを身につけて、今回はそのコツをGemに保存して「選ぶだけ」にしました。

ここまで来たら、あとは自分の仕事に合ったGemを増やしていくだけです。今後は議事録まとめGemや企画書フィードバックGemなど、仕事で使える具体的なレシピも紹介していく予定です。

次は、自分の仕事に合ったオリジナルのGemを作ってみてください。

もっとGeminiを深掘りしたい方は、こちらも。

ではまた!

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