はじめに
皆さんこんにちは。エンジニアの細川です。
皆さんは、登壇してますか?
僕はこんな記事を書いていながら、実はそんなに登壇できていません…
社内でも社外でもまだ数回程度しか登壇していませんが、今回はサイオステクノロジーPS SLのアドベントカレンダー22日目ということで、今後の自分自身への鼓舞も含めてLTについて書いていこうと思います。
コツなどは少しずつ分かってきたような気もするので、これから登壇してみようという方の励みになれば幸いです。
LTとは?
LT(Lightning Talk)は、その名の通り稲妻(Lightning)のように素早い、5分程度の短いプレゼンテーションのことです。準備のハードルが比較的低く、気軽に聴きやすいこともあり、勉強会などでもよく行われています。
LTは怖くない!
LT含めた登壇を怖いと思っている方は多いのではないでしょうか?
実際僕も、怖いと思っていました。というか今も登壇の前はやっぱり緊張します(笑)
しかし、LTは他の登壇形式に比べても自由な雰囲気が強く、初心者の方にも優しい空気感があると思っています。
LTは自由!
LTのテーマはかなり自由です。IT分野に絞っても面白い技術の紹介をする方もいれば、失敗談を共有する方、自分の主張を世に知らしめたい方など様々なテーマで発表する方がいます。
有益な情報じゃなくても、内容が薄くても、ちょっとした共感できるめんどくさい作業なんかでもOKです!
登壇するだけで割とほめてくれる
皆さんお分かりの通り、登壇というのはどうしてもハードルが高いものです。そのため、仮に発表で失敗してしまっても登壇するだけでほめてくれるようなことも結構あります。一笑い取れた暁にはもう賞賛の嵐です(笑)
また、勉強会などは懇親会もよくセットであると思いますが、その際の話題にもなります。知らない人ばかりの時はむしろ登壇した方がトータルで見ると楽かもしれません。

LTの心得5選
では、LTで登壇するうえで大事な心得を5つ紹介したいと思います。個人的に特に大事な5つに絞ってみました。
1. 登壇すると決める!
まず、何よりも大事なのは登壇すると決めて、登壇者として申し込むことです。テーマが決まってなくてもとりあえず申し込みましょう。テーマ決めや発表準備などは期限が迫れば頑張れます
2. 何を伝えるかを決める
次に大事なのは、何を伝えるかを決めることです。テーマやタイトルを決めることはもちろんなのですが、「この発表で何を伝えたいか」を決めましょう。その際に聞き手側のターゲット層まで考えられるとより良いかなと思います。また、その「この発表で伝えたいこと」は繰り返し発表内で伝えられるといいかと思います。
3. しゃべりすぎない!短すぎるくらいでいいかも
LTは大体しゃべりすぎてしまいがちです。スライドを作っているときも興が乗って多く作りすぎてしまいがちですが、作りすぎないようにしましょう。よく言われている基準ですが、目安としては1枚1分くらいのつもりで良いと思います。タイトルや目次、自己紹介などを合わせても、5分程度の発表なら多くても10枚いかないくらいかと思います。
運営的にも巻いてくれた方がうれしいはずです!(多分きっと)
4. スライドに書いていないことはあまりしゃべらない
スライドに書いていないことはあまりしゃべらない方が良いと思います。もちろんダメということは無いのですが、目から入る情報の方が印象に残りやすく、結構聞き流されることも多いです。
また、登壇中に緊張して頭が真っ白になってもスライドを読むだけなら、発表を耐えきることができます!
どうしても細かい内容を伝えたい場合は説明用の超細かいスライドを作って、スライドを後で共有するときに読んでもらいましょう。
5. 楽しむ!
登壇前は緊張で押しつぶされそうになることもありますが、登壇中は楽しみましょう!失敗してもそれはそれで次のLTのネタになるかもしれません(笑)
その他の細かいコツ
LTを話すうえで特に個人的に大事な心得5選は上記の通りですが、それ以外の細かいコツ的なところも少しまとめてみようと思います。
自己紹介は長くしすぎない
LTは全体の発表時間が短いこともあり、自己紹介で時間を使ってしまうと、延びてしまいがちです。情報を詰め込みすぎないようにしましょう。
スライド1枚に詰め込みすぎない
文字は大きめにし、可能な限り図や表などを利用しましょう。
スライドに文字を詰め込みすぎると自分も聞き手の方も読むのに時間がかかり、疲れてしまいます。また、会場で行う場合は後ろの方でも見える程度の文字の大きさにするように頑張りましょう。
想定質問用のスライドを作っておくと良いかも
5分だと伝えきれないことも多いので、質問の余地をあえて残し、その答え用のスライドを作っておくとかなりいいかなと思います。もし質問が出ない場合は最後に「これについてはスライド読んでください。」みたいな感じで後で読んでもらうのもいいかと思います。
リハーサルは、やっておくと安心感
個人的には、短めの発表では原稿を作らないことも多いです。ただ、スライドを読むだけにしてもリハーサルはやっておいた方が安心感があります。どのスライドで何分目安か確かめておくだけでほぼ時間ぴったりで発表を終えることもできます。
ただ、リハーサルに時間をかけすぎて準備のハードルが上がってしまうよりは、何回も登壇する方が良いかなと思っています。
デモは可能な限り避ける
デモは結構動きません。また、時間が読みにくいこともあり、可能な限り動画やスクリーンショットで対応する方が良いかと思います。動かないのもネタにできる!という強者の方以外は避けておいた方が無難です。
スライド作成はAIで楽しよう
最近はAIでスライドの準備も楽になりました。CanvaでもAIがサポートしてくれますし、LLMを契約している方はMarpを使えばLLMでもスライドを作成できます。ClaudeとMarpを連携して登壇資料を作る方法は弊社の龍ちゃんがブログにまとめてくれているのでぜひそちらもご一読ください。
まとめ
LTの心得5選は以下の通り
- 登壇すると決める!
- 何を伝えるかを決める
- しゃべりすぎない!短すぎるくらいでいいかも
- スライドに書いていないことはあまりしゃべらない
- 楽しむ!
おわりに
今回、LTについて書いてみました。これから登壇しようと考えている方に少しでも役に立てば幸いです。僕自身もこの記事を意識しながら登壇回数を増やしていきたいと考えています。ともに頑張りましょう!今月はサイオステクノロジーでもアドベントカレンダーを実施中です。テーマは「SIOS社員が今年一年で学んだこと」で、ほかにもさまざまな記事が上がっていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

