システム開発や運用、様々なシーンで find コマンドを使用する機会は多いかと思います。
今回は、より効率的にファイル検索するために役立てていただければと思います!
基本の使い方
まずは基本の使い方をおさらいします。
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$ find / finename
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- / は検索対象のディレクトリ
- finename は任意のファイル名 (正規表現も可)
知っていると便利な使い方
次に、知っているちょっと便利な使い方についてご紹介します。
1) 一定期間内に更新されたファイルを検索する
以下のようなコマンドを実行します
例) 1週間(7日間) 以内に更新されたファイルを検索する
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$ find . -mtime -7
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- -mtime は更新時刻を指定するオプション
- -7 は 7日以内という指定
- -7 を +7 にすると、7日以上前という指定になる
- 分単位で時刻を指定できる、 -mmin というオプションも
2) 検索対象のタイプを指定して検索する
例) ファイルのみ検索する
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$ find . -type f
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例) ディレクトリのみ検索する
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$ find . -type d
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- -type f でファイルのみを検索対象に、-type d でディレクトリのみを検索対象にする
3) 検索結果の詳細を表示する
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$ find . -type f -ls
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- -ls はファイルの権限や所有者、作成日時などの詳細情報を表示するオプション
4) どのサブディレクトリまで検索するか指定する
例) 現在のディレクトリのみ検索する
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$ find . -maxdepth 1 -type f
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- -maxdepth はどのディレクトリまでを検索対象に含めるかを指定するオプション
- 1 なら現在のディレクトリのみ、2 ならひとつ下のサブディレクトリのみ…と、数字を増やす毎に検索対象のディレクトリが増えていく
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