もっとも愛されているプログラミング言語 Rust の近況を紹介

プログラミング言語Rustに対する注目が高まっています。Firefoxを開発するMozillaが支援して開発した言語です。2015年に1.0版がリリースされたように比較的新しい言語です。

このブログでは、Rustについて、テクノロジーの紹介よりも、最近の大きな動きについて紹介します。

Rustは、IT、特にプログラミング技術に関するナレッジコミュニティであるStack Overflow(スタックオーバーフロー)毎年実施する調査で、5年連続もっとも愛されているプログラミング言語に選ばれているように、ファンの多い言語です。

https://insights.stackoverflow.com/survey/2020#technology-programming-scripting-and-markup-languages-all-respondents

 

Rustの開発は、Moziila メンバーであったグレイドン・ホアンによって開始されました。現在、Rustはオープンソースプロジェクトとして開発されており、ソースコードは、GitHubから入手可能です。

The Rust Programming Language
https://github.com/rust-lang

 

CやC++と比較されることが多いようにRustは、低レベルのプログラミング言語です。低レベルを扱う開発では、メモリーリークなどメモリー処理などが重要です。Rustはその点において、強みを持ちます。

現在では、Firefox 以外にもさまざまなプロジェクトで利用されています。マイクロソフトにおいても、自社製品やサービス開発用に利用しているようです。

参考:Microsoftの年次イベントBuild 2020でメモリーセーフなプログラミング言語Rustを紹介
https://thinkit.co.jp/article/17608

 

採用が拡大しているRustですが、昨年8月11日にコミュニティを不安にさせるニュースが舞い込みました。それは、開発をリードしていたMozilla の大規模なリストラです。そのため、Rustの今後について、どのようになるかに注目が集まっていました。

Rustコミュニティの Core Teamは、同月20日、 今後の方向性を紹介しました。まず、財団を設立することです。Rust などの商標を設立する財団へ移管することも発表されました。

https://blog.rust-lang.org/2020/08/18/laying-the-foundation-for-rusts-future.html

 

年明けて、2月8日に、エコシステムを管理して、普及を図るために、Rust NPO団体 Foundationが発足しました。創設メンバー企業は、Amazon Web Services、Huawei、Google、Microsoft、Mozillaです。

この財団設立の発表に先立つこと、約2ヶ月前に、Rust Survey TeamはRustの利用状況に関する年次調査の最新版「Rust Survey 2020」を発表しました。
https://blog.rust-lang.org/2020/12/16/rust-survey-2020.html

この調査では、「Rustの採用率を上げるにはどうすればよいか」という質問に対しては、多くの人が「Rustをより簡単に学べるようにする」ことを挙げており、15.8%の回答者が「Rustがより敷居が低く、学びやすく、複雑でない」場合には、Rustをもっと使いたいと答えています。さらに、Rustの普及を促進するにはどうすればよいかという質問に対しては、ドキュメントやトレーニングに関する意見が最も多く寄せられています。

つまり、少しスタートのハードルが高いようですね。

AWS、グーグル、マイクロソフトと大手3大クラウドベンダーが支援を約束したRustですので、課題はあろうとも、普及が進んでいくのではないでしょうか。

ご覧いただきありがとうございます! この投稿はお役に立ちましたか?

役に立った 役に立たなかった

0人がこの投稿は役に立ったと言っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です