Cockpit (Linux サーバ管理ツール) で複数サーバを管理する方法を検証してみた

こんにちは。サイオステクノロジー OSS サポート担当 Y です。

今回は Linux サーバの管理ツールである Cockpit を使って、複数の Linux サーバを管理する方法について検証してみました。(※以下の内容は CentOS 7.6/Cockpit 195 にて検証しています。)

■はじめに

前回の記事では、Cockpit を利用し Web UI から 1台の Linux サーバを管理する方法を検証しましたが、Cockpit では複数台の Linux サーバを一括で (1つの Web UI 上で) 管理することが可能です。

今回は、以下の様な構成 (Primary server である cockpit-0 の Web UI から、Secondary sever 2台を含む計 3台の Linux サーバを管理する構成) で複数台の Linux サーバを管理する方法を検証してみました。

環境構成

■cockpit-0 (Primary server) でのインストール

まずはインストールです。cockpit-0 (Primary server) にて、前回の記事で紹介したインストール方法を参考にしながら Cockpit をインストールします。

ただし、今回はリモートサーバの監視に必要な cockpit-dashboard というパッケージも cockpit-0 に追加でインストールします。

また、Web UI にアクセス可能にするために、cockpit-0 では Firewalld で Cockpit の通信を許可する設定を実施します。

■cockpit-1, cockpit-2 (Secondary server) でのインストール

次に管理対象のサーバ (cockpit-1, cockpit-2) へのインストールです。こちらについても、前回の記事で紹介したインストール方法を参考にしながら Cockpit をインストールします。

以上でインストール作業は完了です。管理対象側のサーバ (cockpit-1, cockpit-2) の Web UI に直接アクセスしない場合は、Firewalld の設定は不要です。

■SSH 公開鍵認証準備

Cockpit の Primary Server (cockpit-0) と Secondary Server (cockpit-1 及び cockpit-2) の間の通信は SSH を利用して行われるため、cockpit-0 にて SSH の公開鍵認証で利用するキーペアを作成し、cockpit-1 及び cockpit-2 に公開鍵を登録しておきます。

次に、上記の手順で作成した秘密鍵が Cockpit から利用可能になっているかを確認します。

https://cockpit-0.example.com:9090/ にアクセス及びログインし、画面右上のユーザ名が表示されているプルダウンから「認証」を選択します。

001_auth

すると、以下の様な画面が表示されます。この画面で、先程作成した秘密鍵 “id_rsa” が “オン” になっていることを確認します。

002_auth_on

もし、秘密鍵 “id_rsa” が “オフ” になっている場合は、この画面で “オン” に設定を変更しておきます。

003_auth_off

004_auth_turn_on

005_auth_turn_on_2

これで、SSH 接続に必要なキーペアの準備は完了です。

■管理対象のサーバ追加

次に、Cockpit (cockpit-0) にて、管理対象のサーバ (cockpit-1, cockpit-2) の追加作業を実施します。

Multiple Machines のドキュメントの内容を参考に、cockpit-0 の /etc/cockpit/machines.d/ 配下に 05-mymachine.json ファイルを作成し、05-mymachine.json 内に以下の様な設定を記載します。

設定ファイル作成後、設定を反映させるために cockpit.socket を再起動します。(※再起動時に接続が切断されるため、既に Web UI にログインしている場合は、再度 Web UI にてログインする必要があります。)

これで、管理対象のサーバ (cockpit-1, cockpit-2) の追加作業は完了です。

■Web UI への接続

再起動実施後に改めて Web UI にログインしてみると、以下の様に追加したサーバ (cockpit-1, cockpit-2) がプルダウンから選択できるようになっています。

006_list_of_servers

各サーバを選択後、端末からホスト名を確認すると、それぞれのサーバに接続できていることが確認できます。

007_terminal_0

008_terminal_1

009_terminal_2

これで、前回の記事で紹介した各種管理操作を、各サーバで実行することが可能です。

更に、画面左のリストから “ダッシュボード” タブを選択すると、各サーバの CPU 使用率等の情報を見ることもできます。

010_dashboard_1

010_dashboard_2

また、前述した方法では設定ファイルを作成していますが、このダッシュボード画面から管理対象のサーバを追加することも可能です。

サーバ欄の “Add Server” を選択し、追加するサーバの IP アドレスを入力すると、管理対象のサーバを追加できます。

011_add_server_1

 

011_add_server_2-2

011_add_server_3

■最後に

今回は Linux サーバの管理ツールである Cockpit で複数サーバを管理する方法を検証してみました。

台数が増えてくると管理が難しくなりそうですが、数台程度であれば Cockpit を使うことでちょっとした管理作業をお手軽に Web UI から実施できそうです。

Cockpit では、追加のモジュールをインストールすることで Web UI から Docker コンテナの操作を実施することも可能であるため、次回はその機能の検証を実施してみようと思います。

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