Microsoft Azure Update セミナー参加レポート

こんにちは。サイオステクノロジー技術1部の小川 & OSS サポート担当の山本 です。

先日、Microsoft 様が開催された Azure Update セミナーに参加しました。

これからどんどん広がっていくクラウドサービスを、いかにしてビジネスのチャンスにつなげていくのか。そのためにインフラエンジニアの役割として、次の3つが重要になるというお話から始まりました。たくさんの仕事を創る、領域を広げる、常に最新の技術を使う。これはクラウドにより構築に割く時間が短縮されることから、多くのお客様と広い領域で最新の技術を提供することができるようになり、これこそがエンジニアの価値となる。
我々の在り方を改めて考えさせられるお言葉でした。

概要

2018年11月から 2019年5月末までに行われた Microsoft Azure の更新内容を「インフラストラクチャ」「データ&AI」「アプリケーション開発」の3つの観点に分け、纏めて紹介するという内容のセミナーでした。

コンテンツは約 400枚のスライドが用意されている大ボリュームで、GA されたものや Preview 段階のお話も入っており、「現時点での最新の内容」と「これから間もなく使えるようになるであろう内容」というお話を聞くことができました。

以下の項目では、各セクションで紹介されていたキーワードの一部を抜粋してみます。
なお、今回抜粋するキーワード以外にも重要な更新は多数ありますので、その他の更新情報を確認する方は、以下のページを参照ください。

Azure の更新情報

各セッション概要

■インフラストラクチャ

このセッションでは、後述の「de:code 2019」のセッション内容からインフラストラクチャに関連するものを交えて、インフラストラクチャ関連の更新内容を紹介していました。

 ・Azure Monitor Logs
 ・Azure Log Analytics
 ・Azure Sentinel
 ・Azure AD B2C/B2B
 ・高性能仮想マシン/低コスト仮想マシンの登場
 ・エフェメラルOSディスク
 ・Shared Image Gallery
 ・Azure Image Builder Service
 ・可用性ゾーン
 ・Azure VMware Solutions
 ・Azure Ultra SSD
 ・High-Throughput Block Blob
 ・Azure Premium Files
 ・Azure File Sync
 ・Data Box Disk
 ・Azure NetApp Files
 ・Application Gateway v2
 ・Azure Front Door Service
 ・Express Route Global Reach
 ・Azure Backup

■データ&AI

このセッションでは、途中デモも交えながらデータ管理や移行、AI&ML についての新機能を紹介していました。

 ・Azure Data Lake Storage Gen 2
 ・Azure SQL Database Hyperscale
 ・SQL Database Serverless
 ・Azure Data Migration Service
 ・SQL Server 2019 Big Data Cluster
 ・Azure Data Explorer
 ・Azure Machine Learning Service (AML Service)
 ・Cognitive Services
 ・Kubernetes-based Event-Driven Autoscaling (KEDA)
 ・Stream Processing with Serverless Logic
 ・Cognitive Services Containers
 ・Azure SQL Database Edge

■アプリケーション開発

このセッションでは、主にアプリケーション開発関連や、それに影響を与えそうな技術について紹介していました。

 ・Virtual Machine Scale Sets
 ・低優先度VM
 ・Azure App Service
  ・App Service on Linux
  ・Web App for Containers
 ・Azure Container Registry
 ・Azure Container Instances
 ・Virtual Kubelet
 ・Azure Kubernetes Service (AKS)
 ・Application Gateway Ingress Controller
 ・Azure Monitor for Containers
 ・Azure Red Hat OpenShift
 ・Azure Service Fabric Mesh
 ・Azure DevOps Server 2019
 ・ASP.NET Core 3.0

セミナーに参加して

セミナーを聞いて気になったものについて触れたいと思います。

・性能の向上について

仮想マシン性能、ストレージ性能、BLOB の性能、Files、可用性…など、様々な要素が、数値で見ると驚くほど性能向上されています。

特に、BLOB の性能向上に関しては Azure Data Lake Storage Gen 2 で BLOB を使用されていることからも伺え、今後 BLOB はより幅広く活用されていくのではないか、と感じました。

・AML service について

従来のAMLと比べてフレームワークに依存しなくなり、スペック等も選べて柔軟な構成が可能になりました。また、トレーニング時の追加コストがかかりません!(推論にはコストがかかります。)

AML service workplaceを導入することで、マシンやデータの管理が容易になり、チームでの開発環境が良くなりました。

そして、AML serviceのVisual Interfaceがpreviewされました。Visual Interfaceを利用することによってモデルの構築、テスト、デプロイが容易にできるようになります。

これにより機械学習の研究がますます発展していきそうですね。

・低優先度 VM + VM Scale Sets

安価に動作させることのできる低優先度 VM に関して、通常のスケールセットと合わせて低優先度 VM のスケールセットを用意するハイブリッドスケールセットという考え方を紹介していました。低優先度 VM とは、SLA なしで割り込みによって削除されてしまう可能性がある代わりに、安価に動作させることができる VM です。

この考え方では、一時的な高負荷に対応するためのスケールセットとして低優先度 VM スケールセットを活用することにより、負荷対策がより安価に実現することが期待できそうです。

この他にも、今回のセミナーでは Azure の価格面の強みの強化も随所に紹介されており、適切に使用することでより安価に、より有効に Azure を活用できるようになりそうです。

最後に

最先端のクラウド技術の進歩の速さや規模の大きさ、広さの片鱗を改めて体感できるセミナーでした。

「ちょっと最新情報を追い切れていないけど、有効に活用できるものがないか知りたいな」という方や、「Azure のどこから手をつけたらいいんだろう…」という初心者にも有用なセミナーだと感じました。また、上述した AML などは Microsoft の中の人も注目している技術であり、そのようなお話も聞くことができました。

アンケートには次回開催についての項目も確認できましたので、今後も同様のセミナーの開催があるかもしれません。興味を持たれた方は是非チェックを。

また、今回のセミナーとは直接は関係ないですが、5月29日、30日に開催されていたマイクロソフト様主催のイベント「de:code 2019」のセッション資料や動画が公開されています。今回のセミナーでも激押しされておりましたので、こちらも合わせてチェックです。

de:code 2019

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