こんにちは,髙橋@SSTDです.
前回の記事で,弊社の大村がTableau Desktopについてご紹介しましたが、 Tableau Desktopには、 Tableau for Studentsというライセンスがあり、 学生には1年間Tableau Desktopのライセンスを無償で提供していたりもします。 また、Academic Programsというプログラムもあり、大学の講義での利用についても推奨していますので、ご興味が有る方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらからご連絡下さいませ.
さて、今回は、前回の流れに乗って、Tableau Serverの紹介をしたいと思います。
目次
Tableau Serverとは
Tableau Serverは、Tableau Desktopで作成したワークブック(twb)を共有することを目的に利用します。 Tableau Serverを利用することで、Tableau DesktopやTableau Readerを持っていないユーザが、 他ユーザが作成したグラフを閲覧することができるようになります。 また、閲覧するだけでなく、簡単な編集作業も行うことも可能です。 しかし、Tableau Serverだけでは、データソースの追加やデータの詳細な編集を行うことができないため、 Tableau ServerのみでDesktopが不要になるわけではないのでご注意下さい。
Tableau Serverの導入
推奨環境についてはこちらをご参照下さい。
ダウンロード
弊社のダウンロードサイト もしくは, Tableau公式サイト からダウンロードを行ってください.
インストール
- インストーラの起動
2.アクティベーション
- Resisterを選択して、必要情報を入力します。Tableau Serverにも14日間の無償利用期間が提供されています。
3.初期設定
- 今回は、Use Local Authenticationの選択
- User: インストールしたWindowsPCのログイン名
- Password: インストールしたWindowsPCのパスワード
Tableau Serverへのアクセス
ログイン
インストールが終了し,Tableau Serverにアクセスするためには, https://localhost:8000/ にアクセスします.初期設定で利用したユーザ名とパスワードを入力します。
ログイン後、Tableau Server上にあるグラフの一覧が表示されます。 デフォルトで、サンプルのグラフが格納されています.
グラフのアップロード
それでは、前回の記事で作成したグラフを,Tableau Serverにアップロードします. Tableau Desktopを起動し、メニュー項目のサーバを選択します。
Tableau Serverへのサインイン
Tableau Serverのサーバアドレスとユーザ名及びパスワードを入力して、アクセスします。
ワークブックのパブリッシュ
Desktop上で作成したデータ取得元のデータソース情報や、作成したグラフの情報を含んだデータをワークブックと言います。 Tableau Desktopで名前を付けて保存をすると、twb形式で保存されます。 Tableau Serverではその情報をDesktopから受け取ることができます。 さて、今回作成したグラフのシートを選択し、パブリッシュを選択しましょう。
パブリッシュに成功すると、プレビューが表示されます。
また、デフォルトのままでパブリッシュすると,既定のプロジェクトに保存されます. プロジェクト毎に権限管理を行う場合は,プロジェクトを新規追加します.
さて,パブリッシュしたデータをブラウザ上で見てみましょう.
また、パブリッシュされたデータは、ブラウザ上で編集することもできます(データソースの新規追加を行うことはできません)。
Tableau Desktopだけでは、自分が作成したグラフを共有するために、twbファイルをメールで送付する必要が有りました。 しかし、Tableau Serverを使うことで、グラフの共有を手軽に行うことができるようになりますね。
以上、Tableauの使い方については引き続き紹介していきたいと思います。