ここでは、連載形式で公開してきた「Git & GitLab入門」シリーズの記事へのリンクとともに、各回の概要を整理します。
Gitの基本とGitLab / GitHubについて
バージョン管理の基盤となるGitの基本概念(リポジトリ、コミットなど)を解説し、そのツールであるGitと、プロジェクトをホストするGitLab/GitHubとの関係性を整理した入門連載の第1回です。
Git操作入門
GitとVS Codeのインストールやユーザー設定といった環境構築から、ローカルリポジトリ上での変更・ステージング・コミットというバージョン管理の初歩的な操作手順を解説しています。
Git操作チーム利用コマンドや ロールバック
チーム開発で必要となる履歴表示(git log)や差分確認(git diff)、タグ付け(git tag)、バージョン管理対象外の設定(.gitignore)といった操作と、状況に応じて使い分ける必要があるコミットを取り消すコマンド(git revert、git reset、git restore)について解説しています。
リモートリポジトリとローカルリポジトリ
リモートリポジトリの役割を解説し、SSHキーの登録、プロジェクトの作成、クローン、そしてローカルの変更をリモートへ反映させるadd/commit/pushといったリモートリポジトリとローカルリポジトリの連携操作を解説しています。
Git のブランチについて
Gitのブランチの基本概念と、Git FlowやGitHub Flowなどの主要なブランチ戦略を解説し、チーム開発におけるマージリクエスト(プルリクエスト)の作成からコンフリクトの発生と手動による解消手順までを解説しています。
GitLabの画面説明とよく利用される機能説明
GitLabが提供する「プロジェクト」、CI/CD、セキュリティ機能、Issue管理やマージリクエストといったDevSecOpsライフサイクル全体をカバーする統合プラットフォームとしての主要な機能を、外部ツールとの連携を重視するGitHubとの違いを交えながら解説しています。
GitLabのプロジェクトについて
GitLabにおけるグループとプロジェクトの関係や、リポジトリとの違いを解説しています。また、マージリクエストやCI/CDを含むプロジェクトの統合的な機能を説明し、ユーザー招待や保護ブランチ、Wikiの設定といった開発を始めるための具体的な初期準備手順を解説しています。
GitLabのCICD設定
継続的インテグレーション・継続的デリバリー(CI/CD)の概要を解説し、Kubernetes上にGitLab Runnerをセットアップして連携させた上で、.gitlab-ci.ymlを用いてコンテナイメージのビルド、プッシュ、デプロイメントまでを一貫して自動化するパイプラインの構築手順を解説しています。
コードレビューの進め方
GitLabのマージリクエスト(MR)をコードレビューの場として活用する方法を解説しており、レビュアーとレビューイ双方の視点から、レビューを円滑に進めるための具体的な手順(MR設定、コメント、承認、提案の適用)を解説しています。
GitLabでDevSecOps
開発スピードと安全性を両立する「DevSecOps」の概念と、GitLabがCI/CDパイプラインへのセキュリティスキャン統合を通じてこれを実現し、Hilti社やCarfax社などの具体的な企業事例における開発効率化やセキュリティ向上といった導入成果を解説しています。
この連載を通じて、Git/GitLabを利用した個人・チーム開発のプロセスを体系的に理解することができます。Gitの基本操作はもちろん、CI/CDやDevSecOps機能を組み込んだGitLabの基礎を学ぶことができます。