普段 Linux をお使いの中で、こんな事に困ったことはありませんか?
こんな機能を使いたいけど、設定方法が分からない。
OSS(OS) が動作不良を起こしたり、エラーが発生している。どう対処すれば良いの?
こういう時、以下のようなアプローチで解決できることがあります。
設定方法が分からない
● man コマンドを使用する
man コマンドとは、コマンドや設定ファイルのマニュアルを表示するコマンドです。
コマンドラインで “man <任意のコマンドや設定ファイル>” を実行すると表示されます。
実行例:Apache のマニュアルを確認したい場合
# man httpd
表示された内容より、コマンドの使用方法や設定ファイルに指定可能な値、
またそれぞれの意味を確認できます (コマンドの使用方法に関するご説明は、省略させていただきます)。
英語表記のものが多いですが、中には日本語に対応しているマニュアルもあります。
一番すぐに確認できる方法ですので、試してみてください。
● 各 OSS の公式サイトを確認する
OSS の名称で検索すると、上位に表示されることが多いです。
また man コマンドで表示したマニュアル内に URL が掲載されていることもあります。
各 OSS の公式サイトの URL は、http://xxxxx.org
の形式であることがほとんどです。
(org とは、非営利団体、非営利組織用に使用されるドメインになります)
例えば、Apache の公式サイトの URL は下記になります。
https://httpd.apache.org/
インターネット上には様々な情報がありますが、まずは公式サイトの情報を
参考にしていただくと良いと思います。
● Red Hat 社のマニュアル を確認する
こちらは Red Hat をお使いの場合に限りますが、Red Hat 社が RHEL に関する
ドキュメントやナレッジを出しており、これらの情報にも様々な問題を解決できるヒントが
隠れています。
また、Red Hat カスタマーポータルの検索ボックスにて任意のキーワードを入れて検索すると、
該当するナレッジベースが表示されます。
設定方法やトラブルシューティングに関する情報も豊富にありますので、
ぜひ確認してみてください。
OSS(OS) が動作不良を起こしたり、エラーが発生している
まずは動作不良やエラーが発生した日時をチェックします。
それから、OSS のログファイルから、事象が発生した時間帯の内容を確認すると、
他の時間帯と出力内容が異なっていたり、普段は見かけないエラーが発生しているなど、
原因の特定につながる事があります。
また、エラーの内容をインターネット上で検索することも有効です。
OS の動作不良の場合は、/var/log/messages ファイルを確認してみてください。
他には、動作不良の前後で何か実施した作業はないか?などを振り返ってみるといいですね。
いかがでしたでしょうか。
上記はあくまで一例ですが、サポートでも同様の手順で調査を実施し、解決につなげられることもあります。
ぜひ日頃の運用にお役立てください。
また、サイオスには多数の事例やナレッジがあり、過去の実績や知識に基づいてお客様に最適な回答をご案内できます。
自分だけでは判断が難しい、調査したけど問題が解決できない、といった場合はぜひご相談を。