はじめに
ども!弊社X「sios-eng (SIOS Tech Lab)」の中の人もやっている龍ちゃんです。ブログのイベントの内容をつぶやいたり、時々企画をやっていたりします。企業SNSの運用って難しいですよね。
今回は、Difyを活用して「記事のURLを入力したら、ポスト内容を作成」するワークフローを作成していきたいと思います。
URLからXのPR文作成ワークフロー
作成から動作確認まで10分程度で完了するので、手元の環境で試してみてください。全体感は以下のようなシンプルな感じでまとまります。
![](https://i0.wp.com/tech-lab.sios.jp/wp-content/uploads/2025/02/1f40ccb8b812a5b53ef19feefe39bba8.jpg?resize=880%2C440&ssl=1)
ステップとしては、4つです。
- 開始:URL・文字数上限を入力
- WEB SCRAPER:URLからスクレイピングを行ってくれるツール(Dify製ツール)
- LLM:記事の内容をXの投稿内容に成型
- 終了:LLMが作成したテキストを出力
開始:変数定義
変数としては、URLと文字数の上限を設定しています。
- URL:テキスト(最大45)
- 文字数:数値
![](https://i0.wp.com/tech-lab.sios.jp/wp-content/uploads/2025/02/9db92578c4d7e92b0f1ed761674a418e.png?resize=860%2C594&ssl=1)
文字数を変数にしておくことで、一つのワークフローでXのポスト内容・メタディスクリプションなどの複数の要件に対応することができます。
WEB Scraper
入力としては、【開始:変数定義】で設定したURLを入力とします。
![](https://i0.wp.com/tech-lab.sios.jp/wp-content/uploads/2025/02/8bb048333c96b70b31e70cf1aba1c3af.png?resize=416%2C736&ssl=1)
WEB Scrapeでは、ようやく機能がついています。要約は、次のLLMで行うのでオフでも問題ありません。
LLM:Xのポスト内容作成
一番重要なプロンプト部分になります。プロンプトは、後輩の中の人から提供いただきました。
以下はとある技術ブログのコンテンツです。あなたのタスクは、このブログを人々に読みたいと思わせる明るくポップな紹介文を作成することです。以下の条件を必ず守ってください:
1. 紹介文は{{count}}文字以内であること。
2. 紹介文は日本語で書くこと。
3. 紹介文はブログの主な内容やテーマを簡潔に伝えること。
4. 読者が興味を持つようなキャッチフレーズや魅力的な表現を使うこと。
5. 紹介文の後に1行改行を入れること。
6. 紹介文には関連するハッシュタグを1つ含めること。
具体的な紹介文の例:
【ブログ】
プロンプトエンジニアリングの応用編!生成AIの回答に揺れがあるって知ってた?初心者からでもわかりやすく解説しています。
#プロンプトエンジニアリング #駆け出しエンジニアと繋がりたい #プログラミング初心者
以下はブログコンテンツの抜粋です。これを基に紹介文を作成してください:
========
{{text}}
========
上記の内容を踏まえて、{{count}}文字以内の紹介文を日本語で作成してください。
プロンプト内に、【開始:変数定義】で入力した「count」と【WEB Scrape】で取得した「text」を埋め込んでいます。one-shotで例を与えて生成精度を上げていますね。
終了
最後に出力として、LLMからの出力を取得します。
![](https://i0.wp.com/tech-lab.sios.jp/wp-content/uploads/2025/02/433fe97ad74a70ce22d4f42c253283a1.png?resize=849%2C264&ssl=1)
実際に使ってみる
使用感を試すために以下のブログからポスト内容を作成してみます。
![X:Bot](https://i0.wp.com/tech-lab.sios.jp/wp-content/uploads/2025/02/profile-mini.png?resize=80%2C80&ssl=1)
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どうでしょうか?意外といい感じです。
もちろん内容の精査は必要ですが、PR文を考える部分は自動化することができそうです。
おわり
今回は、ブログ記事からX(旧Twitter)のPR文を自動生成するワークフローを作成しました。まだまだ改善の余地はありますが、企業SNSの運用効率化の第一歩として、ぜひ試してみてください。みなさんも、Difyを使って独自のワークフローを作ってみましょう!
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