今号では、前号に引き続き nmcli コマンドの使い方やオプションについてご紹介します!
今回は、接続 (ネットワーク) 編です。
nmcli connection コマンドについて
今回ご紹介する nmcli connection は、ネットワークのプロファイル情報を参照したり編集するためのコマンドです。
nmcli コマンドの中で、最も使用頻度が多いと言えるでしょう。
また、ネットワークの有効化/無効化も nmcli コマンドから行うことができます。
基本の書式
サブコマンドに “connection” もしくは “con”、“c” を指定すると、このシステムで
使用可能なプロファイルの情報を表示します。
なお、これはオプションに “show” を指定した時と同じ動作になります。
# nmcli con show NAME UUID TYPE DEVICE System eth0 5fb06bd0-0bb0-7ffb-45f1-d6edd65f3e03 ethernet eth0 lo 8515cb3c-66df-419b-b813-b5bb9c5e7e15 loopback lo
nmcli connection コマンドのオプション
よく使用されると考えられるオプションを抜粋してご紹介します。
オプションに “up”、その後に対象となるプロファイルを指定すると、当該プロファイルの
ネットワークをアクティブ (有効) にします。
# nmcli con up "System eth0" Connection successfully activated (D-Bus active path: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/3)
なお、上記はインタフェースの名前 (id) を指定していますが、他にも uuid を指定することも
できます。
# nmcli con up uuid 5fb06bd0-0bb0-7ffb-45f1-d6edd65f3e03
オプションに “down”、その後に対象となるプロファイルを指定すると、当該プロファイルの
ネットワークを非アクティブ (無効) にします。
# nmcli con down "System eth0"
※nmcli con up と同様に、id 以外にも uuid を指定することもできます。
オプションに “modify”、その後に対象となるプロファイル、値を変更したいパラメータを
指定すると、指定したパラメータの値を変更できます。
例えば、eth0 の id (System eth0) を変更したい場合、下記の様に実行します。
# nmcli con modify "System eth0" connection.id "eth0" # nmcli con show NAME UUID TYPE DEVICE eth0 5fb06bd0-0bb0-7ffb-45f1-d6edd65f3e03 ethernet eth0 lo f6681442-22fa-4cc3-9ea5-a92f0c45ee7f loopback lo
オプションに “clone”、その後に対象となるプロファイル、新しく作成 (複製) する
プロファイル名を指定すると、既存のプロファイルから新しいプロファイルを複製します。
例えば、既存のプロファイル eth0 から eth1 を作成 (複製) したい場合、下記の様に実行します。
# nmcli con clone eth0 eth1 eth0 (5fb06bd0-0bb0-7ffb-45f1-d6edd65f3e03) cloned as eth1 (3fc59d00-c73c-4c75-8a9b-72730224d2be). # nmcli con show NAME UUID TYPE DEVICE eth0 5fb06bd0-0bb0-7ffb-45f1-d6edd65f3e03 ethernet eth0 lo ad8c3d7a-0d6b-43c8-b709-40d980150fa3 loopback lo eth1 3fc59d00-c73c-4c75-8a9b-72730224d2be ethernet --