最新調査レポートから見えてくるオープンソース導入の課題を解決する「サイオスOSSよろず相談室」

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サイオステクノロジーは、Linux普及期の2000年頃から、オープンソースのサポートを実施しつづけています。長年培われたきた技術力とナレッジをベースにオープンソースのサポートを提供する「サイオスOSSよろず相談室」も、20年以上の実績を数えます。

時間の経過ととも、市場におけるオープンソースの活用領域やテクノロジーも変化していく中で、実績の高いオープンソースだけでなく、クラウドネイティブテクノロジーなどの最新のオープンソースに対するサポートにも取り組んでおり、商用製品のサポート品質に匹敵する手厚いサービスを提供しています。

「サイオスOSSよろず相談室」にとって、お客様の声以外にも、ITニュースや市場調査レポートも、サービスの改善を図るために重要な点となっています。

先日、ZDnet に次のような記事が出ました。

記事の中では、調査レポートから、オープンソースの利用状況や課題が紹介されています。例えば、業務上利用されているオープンソースでは以下の項があります。

今日使われている中で最も「業務上重要なオープンソースソフトウェア」として多くの回答者が挙げているのは、「Linux」と「Apache HTTP」「Git」「Node.js」「WordPress」「Tomcat」「Jenkins」「PHP」「Nginx」だという。

「サイオスOSSよろず相談室」では、これらの「業務上重要なオープンソースソフトウェア」をサポートしています。


記事の中では、紹介されていないのですが、これらのオープンソースを利用する上での課題はどうなっているんでしょうか?

OSI と OpenLogic by Perforce は、オープンソースの現状についての調査(『2023 State of Open Source Report ) をさらに確認して、現状の「サイオスOSSよろず相談室」のサービスが市場にマッチしているかを見てみました。

このレポートを発表したOSI (Open Source Initiative, オープンソース・イニシアティブ) は、オープンソースを促進することを目的とする組織で、「オープンソースの定義」や「ライセンスレビュー」を通してオープンソースを発展、促進する活動をしています。私たちが普段口にしているオープンソースという用語を定義した組織です。

 参考:そもそも OSS とは?オープンソースの歴史~草創期にあったこと

本ブログ記事では、この調査結果を参考に、いま世界で利用が拡大しているオープンソース、そして、課題について紹介し、「サイオスOSSよろず相談室」がそれらの課題にどう取り組んでいるかを紹介したいと思います。

この調査の回答者は、世界中のあらゆる地域の20以上の産業から、さまざまな規模の組織や企業から回答を得ています (調査期間: 2022年9月27日~11月15日)。調査の目的は、新しいオープンソーステクノロジーやトレンドをより多く特定し、企業がどのオープンソースを使用し、どのような課題を持っているかについて分析されています。

引用: 回答企業の規模 『2023 State of Open Source Report』

回答では、80.04%がオープンソースを増やしただけでなく、41.28%が大幅に増加したと答えています。大幅に増加した企業の増加率はすごいですね。

では、どうして企業はオープンソースの活用が増えているのでしょうか?

もっとも大きな理由が、イノベーションと最新テクノロジーにアクセスするためだそうです。オープンソースが開発されている領域でのイノベーション、そして、そのイノベーションを活用して自社のイノベーションへつなげたいということかも知れません。『オープンソース=イノベーション、最新のテクノロジー』という考えが浸透してきていることが見てとれます。

このようにオープンソースの利活用が増えていますが、課題がない訳ではありません。

課題として挙げられている項目のトップ3は以下になります。

  1. セキュリティポリシーとコンプライアンスの維持:42%
  2. スキルや経験、練度の不足:38%
  3. アップデートやパッチのタイムリーな適用:37%

引用: オープンソース利用時の課題『2023 State of Open Source Report』

セキュリティ関係、スタッフのスキルや経験不足、運用の最適化といったことで、日本国内でも課題に挙げられることが多い内容になっています。

「サイオスOSSよろず相談室」では、これらの課題に答えられるさまざまなサービスを用意しています。

例えば、設定方法や使い方といった基本的な問い合わせ、システム構成や運用に関するアドバイザリーサービス、脆弱性情報などを提供しています。さらに、ご契約者限定の「エンジニア向け学習コンテンツ」を提供しています。ZabbixやPostgreSQLといった定番テクノロジーだけでなく、Azure Container Service(AKS)やサーバレステクノロジーなどのクラウドネイティブ分野の勉強会を過去から実施してきました。

次に、企業はどのオープンソースを使っているか、あるいは評価をしているのか見てみましょう。

調査では次の5つが上位に挙げられています。 

  1. ソフトウェア開発ライフサイクルツール (SDLC)
  2. コンテナおよびコンテナオーケストレーションテクノロジー
  3. データベースおよびデータテクノロジー
  4. オペレーティングシステム
  5. DevOpsツール

引用: オープンソースの投資領域『2023 State of Open Source Report』

OS やデータベースといった定番テクノロジーに加えて、コンテナや DevOps のような最近話題のテクノロジーも入っています。ソフトウェア開発ライフサイクル (SDLC) は、ソフトウェアの開発、デプロイ、サポートに使用されるフレームワークです。ソフトウェア開発におけるセキュリティ重視の流れからも、管理、ガバナンスを強化できるSDLCツールの導入が増えていることが想定できます。

「OSSよろず相談室」では、当初から、Linuxを中心にしたオペレーティングシステム、データベーステクノロジーに対して、サービスを提供してきました。最近では、コンテナを中心にクラウドネイティブテクノロジーやDevOpsツールもサポートしています。

ただし、これらのオープンソースは、数が多いため、どれが市場で求められているかも重要です。

これらの中で、具体的に利用されているオープンソースを見てみましょう。

調査では、企業が利用するオープンソースをインフラストラクチャー、クラウドネイティブなどの領域ごとにリストされています。

インフラストラクチャー領域では、Linuxの他には、Apache Tomcat (18%),  Apache HTTP (11%),  NGINX (11%)と定番のオープンソースが並びます。

データベース領域では、PosgreSQL (32%), MySQL(29%)とこちらも定番のオープンソースが入っています。

そして採用が拡大するクラウドネイティブ領域では、Docker(26%),

OpenShift(23%)、 Kubernates (23%) となっており、日本国内と状況は変わってないようです。

そして、これらのオープンソースを利用する際の課題は、共通して、インストールやコンフィグレーション、アップデート情報への追随、スキルの向上になっています。

「サイオスOSSよろず相談室」は、これらの領域でトップにリストされているオープンソースをサポートしているだけでなく、インストールから、構成、アップデート情報の提供に加えて、障害対応、ソースコード解析なども提供しています。

つまり、オープンソースを活用する企業から求められるサービスを提供しているといってもいいかもしれません。

もちろん、調査にリストされているオープンソース以外にも、Linux ディストリビューションの一機能として提供されることも多いオープンソースやこれから利用が増えてくることが想定されるソフトウェア、さらに、CentOSの移行先として国内での需要が高まってきているMiracle Linuxなどに対しても、お客様のスキル向上や運用といった課題に対応したサポートを提供しています。

仮想化やコンテナの利用が増えるにつれて、サーバー単位の契約やOS単位の契約では、テクノジー変化に対応できなくなってきますが、「OSSよろず相談室」は、エンジニアの調査時間をベースにした契約のため、プロジェク単位、部署単位、企業単位で柔軟に対応可能です。

標準メニュー以外にも、フレキシブルにお客様のご要望に合わせて、カスタマイズして提供していることも、評価をいただいているポイントになっています。

オープンソースを利活用する際には、ぜひ、検討いただけますとうれしいです。

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【参考】

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