概要
こんにちは。サイオステクノロジーのはらちゃんです!今回8本目のブログ執筆です。
今回は、私がOSC(オープンソースカンファレンス)東京2025に参加してきた体験をレポートします。イベントの効率的な回り方、注目ブースの紹介など皆さんのITイベント参加のヒントになる情報をたっぷりお届けします!
こんな方へ特におすすめ
- OSC東京2025の雰囲気や内容を詳しく知りたい方
- オフラインのITイベントに興味があるけれど、参加をためらっている方
- オープンソース技術の「今」に触れてみたい方
- イベントを最大限に楽しむためのコツを知りたい方
はじめに:OSCとは?
OSCとは、 「オープンソースカンファレンス」の略称で、その名の通り、OSの「今」を伝えてIT技術の情報共有を促進することを目的としたイベントです。
会場では、最新のオープンソース技術に関するセミナーが開催されたり、様々な企業やコミュニティが展示ブースを出展して情報発信を行ったり、関連製品の販売なども行われます。
今回参加したのは東京会場ですが、福岡や大阪など各地で開催されています。一般参加の場合は、無料で事前登録を行えるため少しでも気になったら覗いてみることをお勧めします。
会場の様子は和やかで、IT初心者も大歓迎!
私が今回参加した東京会場は、とても和やかな雰囲気でした。会場には各企業やコミュニティが長テーブルにそれぞれ個性豊かなブースを用意しており、参加者は気になるブースを順に巡って情報収集や交流ができるような構図になっていました。
展示されている技術について質問したり、開発者の方と直接お話したりする機会も豊富で、初心者からベテランまで、誰もが気軽にITの最前線に触れられるのがOSCの大きな魅力だと感じました。
企業紹介
私が注目した企業ブースを4つご紹介します。
No.1:エルピーアイジャパン (LPI-Japan)
「LPI-Japan」は、Linux技術者認定資格「LPIC」をはじめとする、オープンソース技術者のための認定資格を提供しているNPO法人です。日本のIT技術者のスキルアップとオープンソースソフトウェアの普及・発展を目指して活動しています。
会場では、シニアセールスマネージャーの森山さんにお話を伺うことができました。Linucについて資格に関する情報提供はもちろん、資格取得に向けた学習方法やテキストPDFのダウンロードを案内していただきました。
認定テキストの展示もあり、資格取得を考えている方にとっては非常に有益な情報が得られる場でした。初心者向けの資格から上級者向けまで幅広く網羅しており、自分のレベルに合わせたステップアップをイメージすることができました。

No.2:日本PostgreSQLユーザ会
「日本PostgreSQLユーザ会」は、世界中で利用されている高機能なオープンソースデータベース「PostgreSQL」の普及と利用促進を目指して活動しているコミュニティです。日本語ドキュメントの整備やイベント開催など、PostgreSQLユーザーを幅広くサポートしています。
会場では、PostgreSQLの成り立ちや基礎知識、導入方法が書かれたパンフレットをいただくことができました。また、年に1回カンファレンスを開催しており、今年は11 月 21 日(金)にイベントが行われるとのことで、今から事前チケットの購入もできるので要チェックです!

No.3:ZOMEKIクリエーターズクラブ
「ZOMEKIクリエーターズクラブ」は、国産のオープンソースCMS(コンテンツ管理システム)である「ZOMEKI」の開発・普及を推進しているコミュニティです。ZOMEKIは、地方自治体や教育機関での利用実績が多く、誰でも簡単にウェブサイトを構築・運用できることを目指しています。
ZOMEKIは、複数のWebサイトを効率的に運用できるため、WordPressと比較されることが多いです。直感的な操作性で、プログラミング知識がなくても魅力的なウェブサイトが作れることは魅力だと思いました。

No.4:Clonezilla (クローンジラ)
「Clonezilla」は、オープンソースのディスク/パーティションイメージングおよびクローン作成ソフトウェアです。システムバックアップ、データ復元、多数のPCへのOS展開(クローニング)などに利用され、非常に強力なツールとして知られています。
会場では、台湾からお越しのYu-ChinさんとDongpoさんがご案内されておりました。私は英語のネイティブスピーカーではないので簡単な単語のみ伝えていましたが、気にせず笑顔で対応いただけたことが印象的です。

「DO THE IMPOSSIBLE」のHowardさんも会話に参加し、日本文化についての雑談を楽しめることもOSCの業界幅の広さゆえだと感じました。
※DO THE IMPOSSIBLE:オープンソースソフトウェア(OSS)を軸に、企業のビジネス課題解決を支援するIT企業です。
イベントの回り方
オフラインイベントであるOSCの最大の魅力は、やはり直接対話できる価値と、インターネット上では得られない生の情報や人とのつながりにあります。しかし、多数の出展企業やコミュニティがあるため、ただ流し見るだけでは、その醍醐味を十分に味わえないかもしれません。
そこで、私がOSCをより深く、そして効率的に楽しむためのいくつかのコツをご紹介します。これを参考に、皆さんもOSCの魅力を最大限に引き出してみてください!
出展企業の一覧チェック
OSCのイベントサイトでは、参加する企業やコミュニティの一覧が公開されています。
どんな技術やサービスが展示されるのか、軽く目を通しておくだけでも、当日「どこに行こうかな?」と迷う時間を減らせます。特に興味のある分野や、普段仕事で使っている技術に関連するブースは要チェックです。
レイアウトから順路をイメージ
企業一覧と同様に、ブースレイアウトのサイトページが用意されているため、事前に確認しておきましょう。
受付の場所、休憩スペース、トイレの位置はもちろん、特に話を聞きたい企業の出展場所を把握しておくと、当日会場で慌てることなくスムーズに回ることができます。戦略的なルートをイメージしておくのがおすすめです。
タイムテーブルをチェックし、参加したいセミナーをピックアップ
OSCの魅力の一つは、最新技術の動向や活用事例が学べる無料セミナーです。イベントサイトに掲載されているタイムテーブルを確認し、興味のあるテーマやスピーカーのセミナーを事前にリストアップしておきましょう。
時間が重なる場合は、どちらを優先するか、あるいは後で資料が公開されるかなども考慮すると良いでしょう。特に人気のセミナーは満席になることもあるので、開始時刻に合わせて早めに移動する計画を立てておくと安心です。
名刺(SNSアカウント情報)を用意する
これは特に人脈を広げたい方におすすめです。企業ブースの担当者や他の参加者と交流する際に、名刺交換は非常に有効です。私自身、紙の名刺を用意して挨拶をする場面が多々ありました。QRコードを印刷した簡単な自己紹介カードなども役立つと思います。
まとめ:一歩踏み出して、ITの「今」を体感しよう!
今回のOSC東京参加を通じて、オープンソースの奥深さや、オフラインイベントならではの交流の楽しさを改めて実感しました。
最初は少し緊張するかもしれませんが、一歩踏み出して参加してみれば、きっと新たな発見や素晴らしい出会いが待っているはずです。
皆さんもぜひ、OSCのようなITイベントに参加して、知的好奇心を満たし、自身のキャリアやスキルアップに繋がるきっかけを見つけてみてください!


