Openshift Container Platform4.7 AWS構築手順 – 切り戻し作業編

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はじめに

前回投稿にてOCPクラスタをAWS上に構築することが出来ました。

しかしながら、運用していく中でクラスタの破損や再作成のため、クラスタの削除が必要になるタイミングが発生する可能性があります。

今回は切り戻し作業編としまして、AWS上に構築したOCPクラスタを削除する手順を紹介します。

今回紹介します手順はこれまでの手順にて作成しましたクラスタの削除を実施します。
削除手順をお試ししたい方は以下に過去のリンクを用意しましたので、これまでの投稿に基づき、クラスタの作成を是非ともお試しください!

Openshift Container Platform4.7 AWS構築手順 – 概要&各種情報編

Openshift Container Platform4.7 AWS構築手順 – 事前準備編

Openshift Container Platform4.7 AWS構築手順 – 本番作業編

切り戻し作業手順

OCPクラスタの削除はコマンド一つのみで行うことが出来ます。

手順として非常に短いため、他の投稿記事のような手順概要は特にありません。

削除を実施する際は、クラスタ構築時に使用したOCPクラスタ構成ファイルとocコマンドが必要となります。

Openshift Container Platform4.7 AWS構築手順 – 本番作業編にて使用しました環境を使用することで、問題なく削除を実施することが出来るため、virtualBox等で環境を作成されている方は事前に起動等を実施しておいてください。

OCPクラスタ削除

ocコマンドにより、AWS上のOCPクラスタの削除を実施します。

作業ディレクトリ移動

以下のコマンドにより、作業ディレクトリ直下に遷移します。

cd ~/work

OCPクラスタ削除実施

以下のコマンドにより、AWS上のOCPクラスタの削除を実施します。

./openshift-install destroy cluster --dir=./config

上記コマンド実行後、削除実施ログが出力されるため、出力内容がすべてINFOで正常に削除されることを確認する。

OCPクラスタ削除確認

OCPクラスタを作成した時と同じように削除が実施できたことを確認する。

OCコマンドアクセス確認

以下のコマンドにより、クラスタアクセスを実施し、アクセス出来ないことを確認します。

コマンド内のAPIURL、およびパスワードはクラスタ構築時に出力されたログに記載されているため、前回投稿の手順の[4.1 OCPクラスタ構築実施]を確認してください。

oc login -u kubeadmin -p [kubeadminパスワード] [ocpクラスタAPIURL]

Webコンソールアクセス確認

WebコンソールURLにアクセスし、Webコンソール上からクラスタにアクセスできないことを確認します。

WebコンソールURLはクラスタ構築時に出力されたログに記載されているため、前回投稿の手順の[4.1 OCPクラスタ構築実施]を確認してください。

OpenShift Cluster Manager確認

OpenShift Cluster Managerにアクセスし、作成したクラスタの情報が存在しないことを確認します。

前提作業にて用意したRedhatアカウントにてOpenShift Cluster Managerにアクセスし、確認してください。
OpenShift Cluster Manager

あとがき

今回はOpenshift Container Platform構築手順紹介の第四回目としまして、AWS上へのOCPクラスタの削除手順について紹介しました!

削除についてもopenshift-installで統一したインストールを実施することで、コマンド一つでOCPクラスタ削除が実施できることが分かったと思います。

全四回に渡りましたOpenshift Container Platform構築手順は今回の投稿で終了となります。

全編通してお読みいただければ分かる通り、事前準備させ行えてしまえばAWS上にOCPクラスタを構築するのは非常に簡単であることが分かったと思います。

OCPクラスタを構築したことがない、OCPクラスタが必要になる案件があるという方は是非とも本連載投稿を参考にしていただき、OCPクラスタに触れていただければと思います!

本ブログでは今後のOpenshiftに関連した投稿を実施していきますので、そちらも良ければお読みいただければ幸いです!


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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