Ansible Tower環境構築とトライアルサブスクリプション取得・適用手順

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はじめに

Ansible TowerとはRedHat社が提供する製品でAnsible Playbookの実行結果を管理画面上で可視化することが可能です。

60日間のトライアルサブスクリプションを利用することで試験的に導入の検証をおこなうことが出来ますのでその手順をご紹介します。

Ansible Towerのダウンロード

バンドルインストールプログラムを使用します。
下記より環境に合ったものを選択して任意のディレクトリへ保存してください。
https://releases.ansible.com/ansible-tower/setup-bundle/

ファイル名は環境に合わせて読み替えてください。

cd /usr/local/src/
curl -O https://releases.ansible.com/ansible-tower/setup-bundle/ansible-tower-setup-bundle-latest.elxx.tar.gz

Ansible Towerのインストール

次に先程ダウンロードしたインストールプログラムをインストールします。

インストール設定ファイルの変更

実際のインストールの前にインストールに必要なファイルの編集をおこないます。

下記のとおりインストールプログラムを展開してファイルの編集をおこなってください。

tar zxvf ansible-tower-setup-bundle-latest.elxx.tar.gz

展開されたディレクトリの中の inventory という名前のファイルの下記2箇所を変更してください。

管理画面ログイン用パスワードの変更

admin_password=''
↓
admin_password='xxxxx'

DBパスワードの変更

pg_password=''
↓
pg_password='xxxxx'

インストールの実行

inventory ファイル編集後下記のとおりインストールプログラムを実行してください。

./setup

管理画面ログイン

インストールが正常に完了するとブラウザから管理画面が表示されログインが出来ます。

ブラウザから、 http://xxx.xxx.xxx.xxx/ とAnsible Towerをインストールしたホスト名を入力してアクセスしてください。

管理画面ログイン画面

ユーザ名はデフォルトでadmin、パスワードは先述のご自身で設定した[管理画面ログイン用パスワード]を入力してください。

ライセンス入力画面

管理画面にログインをおこなうとライセンス入力画面が表示されます。

[サブスクリプションの要求] ボタンをクリックしてください。

トライアルサブスクリプション取得スタート画面

[START YOUR TRIAL]をクリックしてください。

RedHatアカウントログイン画面

RadHatのログイン画面になるのでアカウントをお持ちの方はログインしてください。アカウントをお持ちでない方は新規作成をおこなってください。

トライアルサブスクリプション取得完了画面


上記のような画面が表示されましたらトライアルのサブスクリプションの取得が完了しています。

トライアルサブスクリプションの取得と適用

下記よりRedHat Customer Portalへアクセスしてください。

https://access.redhat.com/

トライアルサブスクリプションの取得

左上メニューの[SUBSCRIPTIONS]をクリックしてください。

サブスクリプションタブ画面

[サブスクリプション]タブをクリックしてください。

60 Day Product Trial of Red Hat Ansible Automation Platform, Self-Supported (100 Managed Nodes)

サブスクリプション一覧の中にトライアルサブスクリプションが登録されていることが確認出来ます。

サブスクリプション割り当て画面

次に[サブスクリプション割り当て]タブをクリックしてサブスクリプション割り当ての新規作成をおこないます。

名前には任意の名前を入力し、タイプは[Satellite 6.9]を選択してください。

サブスクリプション割り当て追加画面

[サブスクリプションの追加]をクリックしてください。

作成したサブスクリプション割り当てへサブスクリプションの追加

必要数のエンタイトルメントを入力して[送信]をクリックしてください。

マニフェストのエクスポート

サブスクリプションの追加が完了した後、[マニフェストのエクスポート]をクリックしてください。

エクスポートがおこなわれると [manifest_xxxxx_xxxxx.zip] といったzipファイルがダウンロード出来ます。

トライアルサブスクリプションの適用

再度Ansible Towerの管理画面に戻り、[RED HAT SUBSCRIPTION MANIFEST]項目に先程ダウンロードしたzipファイルをアップロードします。

管理画面の表示

トライアルサブスクリプションの適用が無事完了すると上記のように管理画面が表示されます。

トライアルサブスクリプション適用状況の確認

左メニューの[設定] – [ライセンス]からライセンス設定情報の確認が可能です。

上記のとおりトライアルサブスクリプションで動作していることが確認できます。

あとがき

Ansible Towerの環境構築からトライアルサブスクリプションの取得・適用までの一連の手順をご紹介しました。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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