RKSを知る！連載第16回目 :マネージドKubernetesサービス比較調査 –kubernetesバージョン比較編

はじめに

「RKSを知る！」の連載第16回目の記事としまして、各クラウドベンダが扱っているマネージドkubernetesサービスでサポートしているKuberntesバージョンを比較していきたいと思います！

本連載についてはリンクページを用意していますため、概要や連載記事は下記URLからご確認ください。
RKSを知る！概要＆連載リンク集

各マネージドKubernetesのバージョン情報についてマネージドサービスごとにサポートしているバージョンを実際に比較していきます。

また、今回は2021/5月時点の情報をもとに比較を実施していきます。

Kubernetesのアップデートサイクルは3ヵ月に一回の更新頻度のため、アップデート情報は定期的に確認することがベストとなります。

Azure Kubernetes Service(AKS)のKubernetesバージョンサポート状況

AKSで現在サポートしているKubernetesバージョンは以下となります。

・1.20.5

・1.20.2

・1.19.9

・1.19.7

・1.18.17

・1.18.14

AKSでは、新規のバージョン(マイナーバージョン含む)がサポートされた場合、サポートしているバージョンの中で最も古いバージョンがAzureサポート外となります。

例：1.20.*がリリースされた場合、1.18.14がサポート対象外となるため、早急にアップデートする必要がある。

詳細については以下からご確認ください。

Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS)のKuberntesバージョンサポート状況

・1.19.6

・1.18.9

・1.17.12

・1.16.15

・1.15.12

EKSでは更新されたKuberntesバージョンごとに変更されたポイントを重要点として公式ドキュメントに記載しております。

詳細については以下からご確認ください。

Ridge Kuberntes Service(RKS)のKubernetesバージョンサポート状況

RKSで現在サポートしているKubernetesバージョンは以下となります。

・v1.18.3

・v1.17.6

RKSはKubernesバージョン1.19以降は現状サポートしていない状況となります。

公式ドキュメントなどにアップデート情報が存在しないため、Ridgeサポートに問い合わせを実施したところ、「ver1.19,ver1.20は今後数週間で導入を実施する想定」とのことであったため、バージョンのサポートについては対応予定を検討していることがわかりました。

3社を比較してみるとKuberntesバージョンのサポートにおいて、AKS、EKSはドキュメントのリリースノートなどから、新規バージョンについて明言しているためドキュメントベースで把握できます。

RKSについてはスタートアップサービスのため、今後はサポートバージョンの増強、Kubernetesバージョンのリリース情報に関するドキュメントなどが期待されます。

また、各クラウドベンダごとにKuberntesバージョンをアップデートするための方法に異なる部分がございますので、この点も別途記事でまとめてみようかと思います！

ここまでお読みいただきありがとうございました！

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