はじめに
「RKSを知る!」の連載第8回目の記事としまして、RKSクラスター上でのリソース展開を軸にRKSWebUIでどのようなリソース管理が可能かを記載していきます。
本連載についてはリンクページを用意していますため、概要や連載記事は下記URLからご確認ください。
RKSを知る! 概要&連載リンク集
RKSで管理できるリソース群
RKSで管理できるリソースは以下の二つがあります。
・Service(Load Balancer)
・Persistent Volumes
PodやDeploymentについては、デプロイしたRKSクラスターにアクセスして確認する必要があります。RKSのクラスターアクセス方法については、「RKSを知る! 連載第4回目 : RKSクラスターの管理」でご説明していますので、そちらをご参照ください。
RKSでリソースをデプロイしてみる
実際にアプリケーションデプロイした際のRKSクラスターとWebUIの比較をしてみました。
今回はアプリケーションの内容については割愛させていただきますが、WordPressアプリケーションをRKSクラスター上にデプロイしてみました。
まず、WebUI上からServiceとPersistent Volume Claimを確認してみます。
上記の画像のようにServiceとPersistent Volume Claimが管理されていることがわかります。
では、PodやDeploymentなどの各種リソースはどうでしょうか。
RKSクラスターにログインし各種リソースの情報を表示します。
コマンドを実行すると、正常にPodが稼働していることが確認できます。
また、RKSWebUIで表示されているServiceとは別にタイプLoadbalancer以外のServiceリソースも確認できます。
さいごに
RKSはフルマネージドであるため、WorkerNodeやMasterNodeに障害が発生した場合は自動的にプロビジョニングし、管理してくれます。
しかしながらアプリケーションに関しては、Service(Loadbalancer)とPersistent Volumeの確認しかできないため、実際にリソースが正常に稼働しているかはRKSクラスターにアクセスして確認する必要があります。
Ridge Cloudはスタートアップ企業のため、リソース管理面にしても、様々なアップデートを予定しているため、今後WebUi上で各種リソースの情報を管理できるようになるかと思います。